おそうざい十二ヶ月

いつも通り平日仕事。
夕方西葛西へ。
昔住んでいたあたりにちょっと用があった。
「かねきや電器」のシャッターが閉まりっぱなしで、向かいのビルは駐車場になっていた。
CD屋はなくなり、となりのビルも駐車場になっていた。
テナントの入らないビルがどんどん壊され、駐車場になっているようだ。
その分、空の面積が広くなっている。
子供の頃はもっともっと広かったが。

7時半に実家へ。
母に、
「あんた、背、伸びた?」
と言われる。
伸びるわけがない。

生姜焼きで夕飯。

しばらく電源を入れていない実家PCを起動した。
WindowsとLinuxの両方を入れているのだが、WindowsはUSBのハブを認識しなくなってしまい、キーボードとマウスが使えず、ログインが出来ない。
Linuxを起動する。
ネットに接続し、FACEBOOKやmixiにログインしてみたが、改めてマシンの遅さに驚いた。
最近のウェブサイトはテキストを入力する際に、ちょっとしたエディタが小さいウィンドウで開いたりすることが多いが、Javascriptの実行速度がめちゃくちゃ遅い。
キーボードを打つ速度に、表示が追いつかない感じ。

7年前の時点で、ネット閲覧とメール用と割り切っていたほどの時代遅れ機種だが、とうとうネットさえも満足に見られなくなってきたか。
さすがにお別れの時が近づいているような気がする。

古い本の整理をしていたら、レシピ本「おそうざい十二ヶ月」が出てきた。
昭和三十年代から四十年代前半にかけた「暮らしの手帖」の連載をまとめたもの。
刊行は昭和45年。
大変面白い。
食材の種類は現在ほど多くないが、同じものを色々な調理法で、季節にあった献立にしている。
白黒の写真もいい。
ものをつくる手がとても美しく撮られている。
ぬくもりを感じる本だ。