悪ノリした方が楽しいことも

『夢をかなえるゾウ』読む。
成功哲学の本としてベストセラーになったが、ガネーシャに関西弁を喋らせ、なおかつ主人公のサラリーマンとの会話が面白く、物語として楽しめるという側面が大きかったのではないかと思う。
<哲学>を<物語>という器に盛るという構造。
マンガの形で出版されていたら、もっと売れていたかもしれない。

昼過ぎ、ポテトサラダ作る。
タマネギをマリネにする方式。
これをすると、タマネギの量を多めにしても、香りが気にならない。
普通のサラダの具にしてもいい。

夕方、ウエストエンドスタジオへ。
トシさん客演の舞台見る。
トシさん、冒頭でいきなり睾丸を二つくり抜かれ、アメリカンクラッカーにされてしまい、
「俺のキンタマを返せ!」
と絶叫していた。
くだらなさに大笑いの設定だった。

全体的にはなぜか大人しい印象だった。
舞台美術や衣装やパンフレットやメイクに、もう少し悪ノリした感じがあれば良かったのではないか。
伏せ字にするよりは、限界まででかい文字でチラシにして、町中の人の目に入るくらい劇場前に貼りまくるとか。
オリジナルTシャツを作って売るとか。
可愛いバージョンとリアルバージョンありで。
こういう芝居は、限界まで悪ノリできた方が楽しい。

終演後、トシさんに挨拶。
客席で畑中君に会う。
中野駅まで一緒に帰る。
先月は知り合いの芝居を沢山見たとのこと。
いくつか同じものを見ていたので感想を聞くと、自分と正反対だったのが面白かった。

10時帰宅。

ロース肉ブロックに塩胡椒して、そのまま焼いてポークソテーにした。
火が通るまでにフライパンで20分くらいかかった。
分厚い肉をナイフとフォークで切って食べる。
肉は、こうやって食うのが一番美味いかもしれないと思った。

THE WHO『Maximum R&B Live』少し見る。
70年代以降の、様々なライブ映像の詰め合わせ。
こうした映像が、もし当時日本で見ることができていたら、THE WHOファンの数はもっと増えていたはずだ。

スタジオ録音 < ライブアルバム < ライブ映像

スタジオ版を聞くだけでフーのファンになる人は少ないだろう。
自分も、ネットで「無法の世界」の映像を見て、ガツンときた一人。