つけっぱなしとつなぎっぱなし

昼、なんだかエネルギーが足りないなと思い、大勝軒でつけそばの大盛を食べる。
今度は足りすぎた。
午後の間、満腹感と眠気に苦しんだ。

7時帰宅。
昼の満腹感があったため、夕飯は食べず。

少し前、仕事先でテレビの話になった。
「家にいる時はつけっぱなしにしている」
という同僚の話を聞き、自分も昔はそうだったと思い出す。

一人暮らしを始めたのは大学4年の時だった。
家賃3万の風呂なしアパートに、鞄一つ。
アパートにはアンテナ線が引き込まれてなかったので、テレビを買っても写りは非常に悪かった。
住んで2年以上経ってから、自力で屋根にあった八木アンテナからケーブルを分派して、玄関からアンテナを引き込んだ。
テレビつけっぱなし生活はその頃から始まった。

だが、つけっぱなしと言っても、放送されている番組ではなく、録画したビデオを延々流し続けることの方が多かった。
当時は見たい番組が沢山あったので、録画テープはあっという間に段ボール数箱に増えていった。

29歳になった頃から、テレビをあまり見なくなった。
というよりも、録画をあまりしなくなった。
以来現在まで、テレビを見ないということが、自分にとって自然な状態になっている。

テレビは自分でスイッチを消さない限り消えてくれない。
景山民夫が『極楽TV』でそのようなことを書いていた。
だから消せ、と。

読んだのは20歳の時だったが、面白い番組が沢山あったこの頃に、そうした考え方に触れることが出来たのは、幸運だったと思う。
おかげで、様々な洗脳を受けずに済む。

ただ最近は、ネットも同じようなもんじゃないかと思いつつある。
つなぎっぱなしも、つけっぱなしと何ら変わらないんじゃないかと。

巡回するサイトをブックマークでひとまとめにし、ダラダラとネットサーフィンをしないように気をつけているが、結局はリンクのリンクのリンクへ飛び、気がつくと数時間経っていたなんてことはザラだ。
偉そうなことは言えない。
節制しないと。
そのための方法を考えないと、と思う。