へとへと

西荻窪のラーメン大が荻窪に移転し、元の場所はラーメン千になった。
移転したラーメン大はラーメン二郎の近くにあるらしかった。
昼に行ってみると店は空いていた。
野菜の量は店員によって違うというのが経験上わかっていたので、用心して「増し」を頼んだ。
予想通りの量だった。多すぎずもせず、少なすぎもせず。
食べ終わる頃にカウンターが客で埋まってきた。
たまたま空いているタイミングだったのかもしれない。

そのままコナミへ行き、筋トレとクロストレーナー。
汗をたっぷり流した後で、スイムウェアに着替えて500メートル泳ぐ。
有酸素運動を1時間やった後で泳ぐのは、今の自分には大変きつく、25メートル泳いではぜえぜえ言い、10往復するのがやっとだ。

ラーメン分のカロリーをすっかり消費した状態で外に出るともう薄暗かった。
元祖寿司に寄って七皿食べ、8時前に帰宅。

4月に話した時に、やりたいことが演劇なのかどうかわからない、と、芹川は言っていた。
客演の誘いが来ても、断っていて出る気はないという。

出たいものでなければ出なければいいのは道理だ。
だがこのまま、芹川を役者として台本を書くのは、難しくなっている。

マグにいることで、責任感が生まれた。
その責任感の作用が、穏やかではなかった。
二・二六事件の青年将校のようになった。

作・演出として芹川を見ると、煮詰まっていると思う。
新しい何かが出なくなった。
煮詰まりの原因は簡単だ。
外で人と芝居をしないことと、自分でなにかをやってみないことだ。
このまま次のマグに出ても、その煮詰まりは解消できないだろう。

今月中に飲まないかというメールをしたら、返事が来た。
5月はあいてる日が一日もないらしい。
なるほどね、と思った。