更地へと

11時過ぎ「丸信」へ。
腹が落ち着き次第運動するつもりだったが、かったるくて仕方ない。
何もする気がしなかった。

4時前に家を出る。
東小金井へ。
「宝華」で宝そばとネギ丼セットを食べる。

国分寺から学芸大へ。
アトリエTで漠のプロデュース公演観劇。
かっすんが演出。

アトリエTの「T」は、体育練習室の「T」とうことを、現役部員は知っているだろうか。

隣の席に田和君。
向かいの席に浅香。

出演者が多かった。
大勢で舞台に立つと、一人の時よりも大きい声が出せる。
個人の力が集まり、集団の力となる時に利息がつき、それが個人に再分配されるのだ。

2000年代の漠は6人7人くらいの芝居が多かった。
19歳、20歳の、芝居を始めて間もない子達が、集団利息なしに舞台に立つのは、しんどかったことだろう。

集団力の利息をブースターにしている自分の力は、本来の実力でないことも確か。
言ってみれば、衣食は自分の稼ぎだが、家賃は親の仕送りをあてるみたいなもので、完全な自活ではない。
それでも、集団力をおのれに加えることで、やろうと思えばそこまでやれるのだと、自分の力の可能性を知ることが出来る。
大人数の芝居と少人数の芝居を交互にやれば、できるとできないの繰り返しになり、目標と努力、挫折と挑戦のループを作りやすいのではないか。

終演後、かっすんに挨拶。
この芝居が終わった後は、卒業に向けて論文書きだという。
4年生の10月に芝居ができることに驚く。
自分の頃は、留年が確定していなければ到底無理で、芝居やりたいなあと思いながら後輩のテント公演を見ていた覚えがある。

国分寺へ。
駅前で北口の写真を撮る。
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すっかり変わってしまった。
マックもそば屋も、駄菓子屋も三石堂書店も、パチンコベニスもニューモナコも、中華そばの店もレンタルアコムも、大学時代に使っていた2階建て駐輪場も、小山くん入倉くんと入ってレバ刺しにあたった居酒屋も、すべて更地となった。
ライトがあたりを煌々と照らしている。
古くて味わいのある街が消え、スカスカのビルがこれから建のだろう。

9時過ぎ帰宅。
「丸信」も「宝華」も大好きな店だが、昼夜連チャンは、自分に対して甘やかしすぎた。
夜の胃袋が鉛のように重くなっている。
明日は一日食事を抜いて、胃を休めないといけない。