汗と波動拳

9時起き。
暑かった。
寝ている間、絶え間なく発汗しているようだ。

昔、ストリートファイター2の波動拳をどうすれば出せるのかという話を友達とした。
全身の汗腺を手のひらに集中させればいいのではという意見が出た。

バイトの休憩中にしたバカ話だったと思うが、暑い季節になるとこの話を思い出す。
体温調節を一箇所の汗腺で出来れば汗をかかなくていいから楽だからだ。
しかし全身にある汗腺が平均的に排出している温度を一箇所に集中させると、排出させる熱量はとても高くなってしまうだろう。
体熱汗腺というものが必要になる。
60度くらいの汗をそこから出すわけだ。
その分、全身の汗腺を減らせる。
さらに、強い敵に遭遇した時に、その汗腺から熱風を放射すれば、強力な武器にもなる。
「波動拳!」

ニホンミツバチは、天敵のオオスズメバチに巣を襲われた時、オオスズメバチが耐えられるよりもわずかに高い温度の熱を発し、集団で取り囲んで焼き殺すという。
運が良ければ。

昼過ぎ、チキングリルを焼き、サラダと一緒に食べる。
チキンは分厚かったため、真ん中への火の通りが悪かった。
冷凍たこ焼きをレンジで温めて食べる。

午後、洗濯をしていたら、光化学スモッグ注意報が発令された。
走る気が一気に失せた。

冷房をつけずに午後を部屋の中で過ごした。
外は猛暑日。
黙っているだけで汗が出る。
サウナだ。

夜、たこ焼きの残りとフランクフルトの残りを食べる。

ジョー・ジャクソンのアルバムを「Look Sharp」から順に聴く。
デビューアルバムはエルビス・コステロそっくり。
時期も近い。
そういう音を意識して作ったのかもしれない。
アルバムとしては「Bocy & Soul」がなじみ深い。
中二の頃にシングルカットされた曲を初めて聴き、大学生になってからアルバムを借りた。
結構お気に入りだった。
当時も今も日本での知名度は今ひとつだが、音楽性が柔軟で幅広い。
そして聴きやすい。
どうしてもっと有名にならないのかと思う。
ドラマやCMであまり使われたことがないからだろう。

トツゲキ稽古中、長袖を着たらかえって涼しかったのを思い出し、水浴びをしてからヒートテックとジャージの下に着替えた。
半袖短パンの時よりも涼しく感じた。
昼は半袖Tシャツが汗で重くなったというのに。

1時就寝。