『東海道四谷怪談』読む

朝6時半起き。ジョギング。
五日市街道から荻窪団地の横を抜け、環八から上荻へ。
以前住んでいたマンションの前から再び同じ道を戻った。
10キロだった。

12時前に家を出る。
高円寺から水道橋。白山通りから三崎町方面へ。

1時、「本読み会」に参加する。
今回読むテキストは、鶴屋南北『東海道四谷怪談』だった。
3週間前から本を借り、少しずつ台詞読みの練習をしてきたが、言い回しが古いため、すらすらとはとてもいかなかった。
参加者の皆さんもその思いは同じらしかった。
わからないけど頑張りましょうと、主宰者の大野さん松山さんは言った。

はじめに直助をやらせてもらった。
声に出すとリズムが生まれ、次の台詞も自然にそのリズムに乗っていく。
それは相手役の台詞にも影響を与え、全体が音楽的な統一感で包まれる。
歌舞伎の演技はどうしてああいうスタイルなのか、読むと自然に納得できた。

参加した人の中には、現役の国語教師、文学部の大学生、能狂言を趣味でやっている人などがいた。

テキスト量が膨大なので、場面を絞って読んでいく。
伊右衛門が隣家の娘、お梅の婿になることを決めるところ。
女房のお岩を邪険にするところ。
宅悦がお岩の面変わりを見て仰天するところ。
伊右衛門がお岩の悪夢を見るところ。
場面が鮮明に脳裏に浮かび上がった。

最後に宅悦を読ませてもらった。
昔、野田秀樹が「英語でしゃべらナイト」に出た時、日本語で英語における韻にあたるものは何かと問われ、
「五七調ですね」
と答えたのを思い出した。
その心地よさに引き寄せられるように台詞が口から出る。
得難い経験だった。

次の本読み会は残念ながら未定だという。
もしかすると現在活動している作家のオリジナル作品をテキストに使うかもしれないとのことだった。

5時に会は終了。
水道橋に歩き、早めの夕食をとろうと思ったが、どこも休みだった。

大塚に移動する。
山盛りチャーシュー麺を出す「北大塚ラーメン」に行ってみたが、お盆休みだったので「キッチンABC」へ行き、焼肉定食を食べた。

6時半、知恵客演の舞台観劇。
数名ごとに小分けにされた集団が、敵対しつつ目的地に向かう。
敵味方の区分け、目的、起きている事態がわからなかかった。
終演後、知恵ちゃん翼くんと飲み、12時帰宅。