「泥の河」観る

朝、早い時間に目が覚める。
一瞬、朝まずめを狙って釣りに行こうかと思ったが、焦ることはないと思い二度寝する。
朝飯に鮭、納豆など食べる。

昼、昨日と同じく「山田屋」に行ってみる。
焼肉ライスという定食を食べてみた。
味、量、値段に特筆すべきところはなかったが、ライスを大盛にするとCPが急上昇するのではないかと思う。

夜、「泥の河」を観た。
田村高廣がじつに良かった。
コテコテ大阪弁なのに品があり、相手の気持ちを思いやる、という表現が秀逸。
優しさが、とてつもないのだ。
あと、晩年の阪妻にそっくりだった。
森雅之に似てるなあとも思った。
そういえば「破れ太鼓」で阪妻と森雅之は親父と息子を演じている。
森雅之と田村高廣が共演した映画はあるだろうか。
今度調べよう。
藤田弓子も良かった。母の肉体。
加賀まりこが美しかった。目が異様に大きい。母とは違う生き物。
子ども達の芝居がよかった。
きっちゃんが祭りのシーンでお金を落とすところ、胸がずきんと痛んだ。
銀子のお姉ちゃんっぷりが健気で愛おしかった。

いい映画だったなあ。
さいきん、昔の日本映画を観ることが少なくなっていたが、10年前に比べるとむしろTSUTAYAなどで見つけやすくなっている。
配信コンテンツ化されているのもある。
でもせっかくなら、大きい画面で、暗い空間で観たい。

レンタル映写室ってものがあればなあと思って検索したら、案の定、個室ビデオ屋が引っかかった。
あんなところで例えば成瀬巳喜男作品とか観るのは、逆に変態ではないかと思う、