汗の温度

昼、「山田屋」で本中華食べる。
野菜炒め乗せラーメンといった感じだった。
麺類を食べると、どうしても汗が出る。
オレは汗っかきなのだろうか?

気温や湿度と関係なく、やたらに汗が出る時がある。
大学一年の六月、ゼミの帰りに友人のトクとラーメン屋に寄った。
食べ始めてすぐに、信じられない量の汗が出て、大変困った。

真夏の猛暑日、部屋にいて、何をしても額から汗が滴る時、どうせ暑いなら走って体を絞ろうと外に出て数キロ走ると、なぜかそれほど汗をかいていないということもよくある。
脱水症状にならぬよう、事前にたっぷりと水分補給をしているにも関わらず。
そういう時は、歩くと汗が出る。
けれど、走ると止まる。

運動している時の汗と、そうでない時の汗は、温度が違うんじゃないだろうか?
運動時はより多くの熱を放出するため、汗の温度は高くなる。
その分、量は少なくなる。
何もしてない時は、ぬるい汗。
だから、際限なくだらだら流れる。
何の根拠もないのだが。

夜、ゲッツ板谷『ズタボロ』読了。
若き不良時代を題材にした自伝的小説の第三弾。
脳出血による高次脳機能障害に苦しみ、ズタボロになって執筆した作品。
文章がどうとかいう以前に、その迫力に引き込まれる。
スラスラ書けなくなったことで、かえって「文学」に近づいたのではなかろうか。