かき混ぜたい

朝、スマホを忘れたまま仕事へ。
今年になってスマホを忘れるのは四回目くらいだ。
昼、取りに戻る。

夕方、西戸山で稽古。
舞監の田中さん来る。
舞台をどう使いたいかを説明する。
美術の仁平さんと、二つ現場が同じだという。

前半を通す。
会議場面、飲み場面、どちらも現実を描写した場面。
個人的には、居酒屋でしんみり愚痴る場面が、いいなあと思っている。
なんてことないんだけど、身近に感じられ、不思議と心に染みる。

音もいくつか流す。

ラスト、どう終われるか、まだイメージがつかめていない。
削るべき要素の整理もついていない。
それから、場面で遊ぶ時間が全然足りていない。
スケジュールに間に合わせるように場面づくりをすると、すごくつまらない位置に人が立つことなりそう。
そういうのをかき混ぜたい。
ぐしゃぐしゃな感じにしたい。
ちょっと前に、
「明日から稽古禁止」
と冗談で言った。
ぐしゃぐしゃにするためには、そういうのもありかもしれない。
セリフだけ覚えて、ぶっつけ本番で動き、なにやっても、どう動いてもいいルールにする。
もちろん、好き勝手に動こうとしても、無限に自由にはなれないのだが、始めから立ち位置を計算したりするよりは、場面の可動領域が広がる。
絵として、新しいものは、そういう混沌から出てくるはず。

10時40分帰宅。
竹輪と唐揚げ食べる。