都市国家の植民

『ローマ人の物語』2巻読了。
ケルト人によるローマ襲撃を経て、イタリア半島統一まで。

北の国境を異民族と接し、常に侵入の危険にさらされていた点は、中国と変わらない。
違うのは、半島が統一国家ではなく、都市国家の集まりであることだ。
当時の地中海世界では、都市国家というあり方が文明国のトレンドだったのか。

都市国家の場合、よその都市に植民がしやすいかもしれない。
お手本がいくらでもあるから、それをコピーするように、インフラを設営していけばいい。
繰り返せばノウハウもこなれていく。
これが統一国家だと、すべての植民を国が仕切らなければならないから、マルチタスクになりにくい。
都市国家がいくつもあり、それぞれの国家があちこちに植民を繰り返していると、都市国家が増える速度は統一王朝よりはるかに速いだろう。
ギリシャやローマの都市国家時代は、中国や日本の感覚だと「群雄割拠」の時代ととらえるんじゃないだろうか。
ローマにとっても、統一は必ずしも必然ではないということが、半島統一までの下りを読んでわかった。

煮豚が余っていたのでチャーシュー麺を食べ、餡が余っていたので餃子を食べた。
昨日と同じ食い物だ。

雨が降っていた。
気温も低かった。
頭が痛かった。
こたつに入りっぱなしで尻も痛かった。
水分を意識してとった。
意識しないと水分摂取を忘れがちになる。