不意のさみしさ

朝、雨。
印刷園かを済ませ、図書館とTSUTAYAへ行く。
本とCDをそれぞれ返し、11時半に劇場入り。
バーガーキングの、ワッパーキングを食べる。

昼、妙に受ける。
舞台と客席が近く、お客さんの顔がよく見えるので、昨日まではニヤニヤしている顔で反応がわかったが、今日の昼は笑い声でわかった。

浅香見に来る。
20年以上のつき合いがある彼にとって、今回のマグ不足は、塚本のパターンそのものだったろう。
「メタな話はもういいかな」
浅香は言った。
なにせ、オレが21歳の時に書いて上演した芝居から、彼は見ている。
その芝居も、メタ芝居だったのだ。

自分の中にメタ指向があるのは十分自覚している。
それゆれ、毎回そこから外れようと意識してきた。
今回は逆に、そうした意識をとっぱらい、力を抜いて書いた結果、オレまる出しという内容になったのだ。

夜の回前に、打ち上げ会場を予約する。
「何が食いたい?」
女性陣に聞くと、満場一致で「肉」の回答だった。
「大阪焼肉鶴橋牛一」を予約する。

6時、夜の回開演。
自分の縁起に関しては、妙に力が抜けてしまった。

終演後、記念写真を撮り、掃除をして後片付け。
昨年同様、やることは掃除と荷物まとめくらいで、トータル1時間とかからなかった。
劇場のタカハシさんから飲み物をもらった。

8時半から打ち上げ。
肉は脂が乗っていてまことに美味だった。
オレは焼肉係に徹した。

11時半に解散。
皆と別れ、赤坂見附まで歩き始めたとたん、急にさみしさが襲ってきた。
最近じゃ珍しい。
「昔のことを思い出す」
そのテーマで芝居の内容を考え始めたのが4月。
とっかかりとして、20年前の日記を読み返したら、書いてあることがあまりにもネガティブで凹んだ。
チラシの写真は、何かの思い出に繋がりそうなものを選んだ。

思い出せなくても、覚えている。
今回の芝居をひと言で言えば、そうなる。

赤坂見附駅の入り口で、昔良くこの駅を使ったことを思い出した。
2003年頃だ。
仕事先の用事で、そのあたりにお使いに来ることが多かった。
その頃、よその劇団に客演していた。
ケツメイシの「夏の思い出」が流行っていた。
冷夏だった。
でも海に三回行った。

過去の場面がフラッシュバックしてきた。
地下鉄に乗り、スマホでニュースサイトをチェックし、感情の揺れをやり過ごした。

12時半帰宅。
さみしさに食われる前に寝てしまおうと思い、シャワーを浴びてすぐベッドに入った。