『闇の左手』読了

6時50分起き。疲れが徐々に取れてきた。
玄米粥と納豆で朝飯。家で飯を炊き、朝飯を食べるのも久しぶり。

仕事、改修リリースのためのコードチェック表など作る。依頼が口頭になってきている危惧をOさんから言われる。

昼、靴を買いに神田駅へ。思っていたほど安くなく、欲しいものもなかったので買わず。ミニストップでチキンとサラダ食べる。『闇の左手』読み進む。あと少し。20年ぶりの再読なので、細部の記憶がほとんどない。

午後、仕様書作り。地道に進める。
定時に上がって外に出るともう暗かった。11月8日の日没時間は16時40分。これは春分の日以前だと1月3日と同じだ。

6時過ぎ、実家帰宅。炊き込みご飯、オムレツ、とろろ芋食べる。
父、食欲ないとこぼす。ひき肉の入ったオムレツや炊き込みご飯ではなく、お粥を食べたらいいのにと言うと、その発想はなかったと言われる。
「あんたの中学時代のクラスメートから、あんたの写真みせられたわよ」と母。「検索したら出てきたんだって。私驚いちゃった」

オーヘンリー企画の台本書く。推敲すれば完了。11ページだから20分弱か。推敲で無駄なところを削ると、15分くらいになるんではないか。

ル・グイン『闇の左手』読了。20年ぶり再読。惑星「冬」を訪れた使節ゲンリー・アイと、カルハイドの政治家エストラーベンが、異星人同士の考え方や体質の差を背景に、死と隣り合わせの冒険行を経て、人と人が本当に分かり合える状態に至る話。
惑星「冬」の人間には性差がなく、ケメルという発情期になると、人は相手を求め、役割としての男になったり女になったりする。男でもあり女でもあるから、地球人のように常に男、常に女という状態が想像できない。男と女の壁がここにある。
カルハイドは王政だが、隣国オルゴレンは共産主義を思わせる政体。
ゲンリー・アイは、宇宙の人類同盟であるエクーメンに加わるよう、惑星「冬」を訪れ、カルハイドの客となったのだが、受け入れられず、隣国オルゴレンへ移る。ここでは国と国の壁がある。
もちろんゲンリー・アイとエストラーベンの間には、異星人同士の壁がある。
それらの壁が、氷原の逃避行で崩れていく。酷寒の地の野営。狭いテントの中でゲンリーはエストラーベンに心話というテレパシー技術を教える。逃避行の場面は、作品後半の多くを占める、素晴らしい場面だ。
寝る前のサプリを飲んでいたら、父と母が欲しがったのでひとつずつあげた。なぜ、人が飲んでいると欲しがるのか?

2時半就寝。