蕎麦が食べられるようになりたい

7時20分起き。睡眠アプリを見ると、いびきをかいている時間が増えていた。仰向けに寝ると、舌の奥が上口蓋の奥に接する感じがある。体が弛緩して舌が落ち込んで、いびきになっているとすれば、横向きに寝れば解消されるはずだ。睡眠の質に関わるので、直す方法があれば試したい。舌の筋トレで、咽喉の奥へ舌が落ちないようにする方法もある。

8時40分から仕事。午前中はまとめ作業のみ。

昼、小伝馬町まで歩き、「おか田」で鴨うどん食べる。立ち食いそばの有名店らしい。旨かった。この汁で、そばが食べたいと思った。
13歳の時からそばアレルギーだ。一度なったら治らないと言われているが、昔ほど過剰に反応しなくなっている。たとえばそばを茹でたお湯でうどんを茹でて食べても、のどが痒くなることはない。そば殻のまくらで寝ても、眼が赤くなることはない。ひょっとすると、そばのミニ小鉢くらいなら、食べられるんじゃないか。どうだろう。やってみるか?
28歳の時、田町の立ち食いで、何かの丼ものをセットで頼んだ。ついてきたのは、ミニかけそばで、残すのが勿体無くて食べてしまった。しばらくは平気だったが、30分くらいしてから胃が重くなった。胸焼けの状態に近かった。げっぷを出したいのに出せず、食道が胃酸で焼かれるような感触があった。炭酸飲料を買って、立て続けに飲んだ。3時間くらいして、胃は落ち着いたが、その日はずっと食欲がなかった。夜、シャワーを浴びた時、体のあちこちに痒みを感じた。発疹が出来ていた。
自分の意志でそばを食べたのはそれが最後だ。しかし、28歳の時はなぜか、そば粉を含んだ食べものをそのあと二回も意図せず口にしている。小金井の「かどで」でチャーハンを食べた時と、神楽坂のラーメン屋で特製中華そばを食べたときだ。神楽坂のときは、もしかすると麺にそば粉が練りこまれていたかもしれないが、チャーハンはどうしてそば粉が入っていたのかわからない。でも、食べた後の反応は、そぱを食べた時と全く同じだったから、そばの何かが入っていたんだと思う。
その後、現在に至るまで、そばを誤って口にしたことはない。しかし、28歳の頃は、花粉症が今よりもひどかった。ここ数年、花粉に苦しめられることはほとんどなくなっている。大量に飛散する日は目がしょぼしょぼするが、これはほこりでも同じだろう。花粉もそばも、アレルゲンだ。花粉に対して過敏に反応しなくなったということは、そばに対しても同じではないか?
昼に食べた「おか田」のうどんは、そばと同じ鍋で茹でられていた。食べても、なんともなかった。夏に池袋で芝居を見た時、つけ麺屋に入った。その店もそばと麺を同じ鍋で茹でていたが、なんともなかった。そばアレルギーの恐ろしさは、反応の過敏さにあったはずだ。大学生の頃までは、駅の立ち食いそばでうどんを食べると、のどが痒くなった。それが、ならなくなっている。平気になっている。アレルギーになる前までは、ざるそばが大好物だった。思春期に入ってから、食べられなくなった。だから、緑のたぬきは一度も食べたことがない。

食べてみるか?

6時にあがる。オーケーで買い物。そばを買おうとはまったく思わず。カニ缶、フランクフルト、ポテトフライ、卵を買う。夕飯にそれらを食べる。

ガスファンヒーターの威力をまざまざと感じる。こたつを買ったのは今年の1月だが、いったん中に入ると出られなかった。エアコンと併用してもそうだった。だが、ガスファンヒーターをつけると、こたつから出ることができる。ファンヒーター、使わずに持っていたのだが、捨てなくて良かった。去年の1月とかは、どうやってやり過ごしていたのだろう? 調べると、その頃は芝居の稽古があったので、家にいる時間が長くなかった。今年は何もなかったので、長かった。寒さを感じる場所が、外か家かの差だ。