「万引き家族」観てきた

6時50分起き。
洗濯物を干した。トマトが育ちすぎて、高さが物干し竿のところまできている。干すスペースが4分の1くらいになった。そろそろ本格的に棚作りを検討しないといけない。トマトの実は第一花房が十分に大きくなっているものの、茂った葉が陰になって日光が当たらないためか、まだ青いままだ。これも育ちすぎが原因だ。
きゅうりを二本収穫する。16、17本目。
朝食にフルーツグラノーラとミルク。
9時ちょうどに家を出る。17分で初台。何だかんだいってクロスバイクは楽だし早い。

秀樹のベストアルバムがオリコンベスト10入りした。アルバムは40年以上ぶりらしい。昨日、永ちゃんの「恋の列車はリバプール発」を歌う場面を動画サイトで見た。ものすごくかっこよかった。

午前中は単純作業。マニュアル作成など。自動と手動が作業プロセスの中で交錯している。

昼、コンビニでおにぎり、ゆで卵、ポテトフライ、チキン食べる。ポテトは何もかけずに食べた。

午後、マニュアル作成。一つ仕上げるが、疲れる作業だった。

夕方、疲れたのでマニュアル作りの続きを切り上げ、次のを作る前に、対象となるアプリを触って反応見る。

6時上がり。
千駄ヶ谷へ。ホープ軒でラーメン食べる。
明治公園跡地のオリンピック会場、だいぶ大きくなっていた。

新宿へ移動し、8時半近くまでコーヒーを飲んで時間をつぶす。
その後、TOHOシネマへ。
「万引き家族」観る。

いきなり万引き場面。父と息子? 連携を丁寧に撮っている。
家。ものがいっぱい。狭い。カップ麺すする音に生活感がある。
リリー・フランキーは日雇い労働。松岡茉優はJK個室のぞき部屋バイト。
スイミーを祥太が話す場面、隅田川近くのロケか? ライティングきれいで、上から撮る構図が素晴らしい。
安藤サクラの仕事先トーク、めちゃくちゃ会話が自然。
リリー・フランキーと安藤サクラ、素麺を食べる場面、キスとか、のしかかるとことか、色っぽいのだが、類型的でなく、大らか。
ゆうの歯が抜けた場面 ほんとに抜けた? それで作った場面ではないか?
海のシーンで、沖で男同士おっぱい話するところと、母子?がラムネ飲みながら商店街歩くところ、ここが幸せのピークだった。
捕まる祥太、玉ねぎころがる撮り方、祥太は映さないなど、さり気ないけどいい。
刑事の「良識声」と優しそうな話し方は、あえてだろうか?
安藤サクラの泣くとこ、演技ではないと思った。反射だろう。
釣り場面からラーメン、雪だるま、ごめんな、バス停、ゆうの廊下で一人遊びとたたみかけ、画面は暗転。エンディングが流れる。
ゆうの最後の顔を見て、胸が張り裂けそうになる。
それは、冒頭でリリー・フランキーが観たのと同じ顔だ。リリー・フランキーは、ああした。では、同じ立場になって映画に「終わられた」我々は、日常に戻ってから、なにをするのか?

ただもう、哀れで仕方なかった。

軽犯罪家族が、優しくて暖かいという描き方をしているのではなく、ただ、生きてるところを余さず撮っている。生きる、ということが、素直に伝わってきた。

観た人の感想は、もやっとしたものになるはずだ。でもそのもやもやは、感性のオーバーホールになると思う。言葉にまとめられない、答えの出ないものは、今の日本に足りないものではないたろうか。
一億人くらいに観てほしい。

是枝さん、成瀬巳喜男ファンらしい。納得した。

外に出ると雨が降っていた。洗濯物のことが頭をよぎったが、どうでも良かった。自転車に乗り、大いに濡れながら帰った。12時前帰宅。