黒澤映画三昧

2003年1月28日 火曜日

 昨日からビデオで黒澤明の映画を見直している。
 「どん底」「椿三十郎」「天国と地獄」「赤ひげ」「どですかでん」「まあだだよ」を見た。

 「どん底」は三井弘次の与太者っぷりがなんとも素晴らしい。
 あれができる役者は絶滅してしまった。

 「どですかでん」はあまり好きな映画ではなかった。
 個人的にしんどかった頃に見た映画だということもあるし、しんどい時に見るにはちょっときつい内容でもある。
 今回見直してみて、やっと客観的に楽しめた。
 井川比佐志と田中邦衛のシーンは可愛い。
 渡辺篤のじじい演技は素晴らしい。

 「どですかでん」を見た後で「まあだだよ」を見るのもなかなか味わい深い。
 「どですかでん」で、姪を犯して妊娠させる臆病で卑劣な男を演じた松村達男さんが、「まあだだよ」では主役の内田百聞先生を演じている。
 どっちも、見ていて納得のいく演技だ。

 「まあだだよ」では所ジョージが教え子役として出ている。
 井川比佐志も同じく教え子役として出ている。
 この二人は同級生という設定だ。
 しかし、実際の二人の年齢は井川さんの方が19歳年上だ。
 なのに、同級生としてのリアリティがまったく損なわれていないことに感心してしまった。

 黒澤映画はどの作品でも出演者の誰かがどこかのシーンで必ず名演技をしてくれている。
 そういう意味では駄作が一本もない。

 夜、野菜だけの鍋を作って食う。これも最近はまっている。
 出汁は干し椎茸。そして鰹節。
 具は、大根、にんじん、ほうれん草、長ネギ、椎茸、麩、ちくわなど。
 肉や魚がなくても十分うまい。

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