先代中村雁治朗
2003年4月13日 日曜日
昨日は曇り空で午前中に起きた。
今日は快晴で午後まで寝ていた。
気温が上がり布団から出ても布団の中にいるのと変わらない暖かさだったためだろう。
昼飯を食ってまた眠気に襲われ、結局夕方近くまでごろごろと過ごしてしまった。
だが公演が迫っている状態の休日とは違うので、こうした無為に思える時間もいとおしく感じる。
そして、猫が羨ましくなる。
猫は猫で大変なのだろうが、彼らはおおむね快楽に忠実だ。
夕方外出。
カンテラ屋へスパゲティを食べに行ったが、日曜は定休日だった。
隣にあるカレーの「プーさん」は行列が出来ていた。
仕方ないので駅の北口まで足を伸ばし、ビルディで軽くオムライスなどを食べる。
暖めただけの代物が出てきたが、食えればそれはうまい。
本屋に行くと「グインサーガ」の最新刊が出ていた。もはや苦笑。
筒井康隆の新刊を探したが見当たらなかった。
昨日出たばかりの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」村上春樹訳が沢山あった。
野崎孝さんの「ライ麦畑でつかまえて」よりも、若い人の一人称言葉に無理がないのはさすがで、すぐ買って帰って読みたい衝動に駆られた。
ぐっと我慢する。
いちいち買っていては金がもたん。
シュークリームを買って帰る。
コーヒーを入れてから、映画「殺陣師段平」を観る。
市川雷蔵が「劇聖」澤田正二郎を演じ、その殺陣師を中村雁治朗が演じている。
最近雷蔵さんの映画を観ることが多いのだが、共演者に中村雁治朗が必ずいる。
親だったり師だったり友達だったり、今じゃ考えられないほどさまざまなバリエーションの人間関係をつむぎだしているが、見ていて違和感をまったく感じさせないのはやはり二人の芝居の力だろう。
雁治朗さんは黒澤明「どん底」の演技しか見たことがなかったので、ああいう芝居をする役者だと思っていたがとんでもない。
地味だが幅広い役を淡々とこなす名優だ。
