「お嬢さん乾杯」

2003年4月26日 土曜日

 今年の連休は飛び石気味だからあまり嬉しくない。
 だが昔は5月4日が平日だったから飛び石はむしろ当たり前だった。
 今年の5月4日は日曜日だが、昔だったら喜んでいるところだ。
 ゴールデンウイークの呼び名は昔の映画会社がつけたらしい。
 連休中は映画観に客が押し寄せ、ザクザク儲かったからだそうな。
 昭和20年代後半からおよそ10年間ほどの現象だろう。
 その頃松竹といえば給料がいいので有名な企業だったそうだが、日本映画の衰退と共に安月給会社になっていったらしい。
 飽和状態寸前までに増えた観客の要求にこたえるべくスタッフを抱えるだけ抱えたはいいが、映画の観客人口は10年で10分の1までに減り、とてもじゃないがスタッフをまかないきれなくなった。
 そして色々な手段を講じて人員削減を続けていった。
 バブル経済崩壊過程のミニチュア版とでもいおうか。

 昼、カンテラ屋でスパゲティを食べる。
 外はとても暖かく、長袖を着ているのが馬鹿らしく思えた。
 その後ダイソーで台所用品を買う。
 前から欲しかった砥石が100円で売っていた。
 あと短めの麺棒など。

 帰り道、弁当屋でバイトをしている阿部千尋を発見。
 店内には入らず外で見学する。
 こちらには気づかず仕事を続けていた。

 夕方6時、阿佐ヶ谷にて東京○×カンパニーの稽古見学。
 見学とはいえ体を動かすチャンスなので運動できる格好はしっかりと用意していく。
 15分ほどマラソンをし、筋トレをし、みんなで一緒にストレッチなどをしてから稽古に参加した。
 エチュード、本読みなど、久しぶりに役者っぽい稽古が出来て非常に楽しかった。

 夜、「ぼくの魔法使い」見る。
 井川遥が井川遥の役で出演していた。
 しかも、阿部サダヲの彼女という設定だった。
 好き放題やってるなあと思った。

 木下恵介監督の「お嬢さん乾杯!」を観た。
 大変よくできたシナリオで、演出もモダン。
 とても戦後4年目に作られた映画とは思えない。
 佐野周二がお嬢さんに一目惚れし、弾けないギターを抱えてぼうっとするところはただただ可笑しかった。

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