読みづらいカミュの「ペスト」
2003年7月4日 金曜日
南中野で夕方から稽古。
ここで稽古する時はマラソンコースが決まっているので、自分の体がどのくらい出来ているかをタイムで判断できる。
最近きちんと走り込んでいるおかげで体は軽く快調だ。
台本が全部あがったので、自分のやるアニキの役を全編通して考えられるようになったが、全部のシーンに登場できるようなキャラクターとなるとやはり「何を考えてるのか分からない人」しかなくなり、先週までやっていたアニキはやめることにした。
無表情キャラから始まるのだけども、とってつけたような無表情さしか出せずに苦労する。
何を考えてるのか分からない人というのは、第三者からみてそう見えるわけで、本人はちゃんと色々考えているのだ。
が、それが表からは見えないってだけで。
つまりは何を考えてるのか分からない人を最初から演じようとしたら、逆に役から遠ざかってしまうのだな。
稽古後新中野まで歩く。
電車に乗ってからは「ペスト」読み継ぐ。
「ペスト」を読んだのは11年前の夏だったけど、読むのにえらく時間がかかった。
それは今でも変わらない。
翻訳が分かりづらい。
出てくるテーマとか葛藤が分かりづらいというわけでもないと思うがどうだろう。
夜、「FAN」でクレイジーケンバンドを見た。
大人のバンド。
大人だからこそ、余計なアピールをせずにただ座っていられる。
でもゴールデンタイムの番組なんかに出演することがあったら、「40歳を超えるおじさんバンド」みたいなくくられ方をするんだろうな。
それはあまりにひどい。
けどそうしなきゃ枠に収まらないのかもしれない。ゴールデンタイムは。
