bpmの手練れ公演

2007年12月20日 木曜日

朝、立ち食いそばでかき揚げ丼を食べる。
甘辛いタレがかかったものを想像していたら、卵とじ丼が出てきて驚いた。
食べてがっかりした。おいしくない。

夕方、中目黒のウッディシアターへ。
bpm公演『聖の夜』観る。
蜂須賀さん、今日平君、NAO-G、マサミ君出演。
夏はハチさんから買い、秋は今日平君からチケットを買い、今回はNAO-Gから購入。
かわりばんこになるように心がける自分がいる。
もしかしたら内部で売り上げは調整しているのかもしれないが。

前回はホラーだったが、今回はシチュエーションコメディだった。
女性漫画家の住むマンションの一室を舞台にしている。
彼女の性格はやや幼く、ややわがまま。
泥棒、アシスタント、兄、引き抜きをもくろむ編集者、お笑い志望の隣人、その隣人を脅かす若い男が出入りする。
賑やかになることをもくろむ漫画家さんは、彼らの出入りを喜んでいる。

シンプルな本筋に、脇役達の魅力的なシーンが盛り込まれるという構成だった。
ホストとゲストという関係性がはっきりしており、どのゲストがどんな<技>を見せてくれるのかという楽しみ方ができた。

出演している役者さんが全員自立しているように感じられた。
力量不足を他の役者や演出家がサポートしなければならないような役者がおらず、全員が自己の役作りに集中できているような雰囲気があった。
精鋭が集まり、技だけを競い合っているような感じだ。

蜂須賀さんは漫画家のアシスタントを演じていた。
人の良さそうなキャラクターで、同僚のアシスタントと恋愛関係にあるが、先生の無差別ジェラシーを恐れてなかなか言えないという葛藤がある。
伊藤正美くんは部屋に侵入した強盗。
オールドタイプのヤンキーで、シンナーが似合いそうな感じ。
威勢の良さと虚弱さを同時に抱えている。
今日平くんは隣人のお笑い芸人。
ある時刻までにネタを考えないと、公園で絡まれたワルいのにボコられるという設定。
ワルいラッパーを演じるのがNAO-G。
仲間に笑われたトラウマがあり、今日平君達を笑われる身代わりにしようともくろんだ。

登場人物の設定を役者さん達はフルに生かし、それぞれ見せ場を作っていた。
安心して楽しめた。
特に今日平君のネタ披露シーンは、お笑いとして非常に完成度が高く、良く練り込まれている感じがした。

隣の席にハジメちゃんが座っていたが、終始真剣な表情で舞台を観ていた。
役者として感じるところがあったのだろう。
確かに楽しんでばかりはいられない。
刺激に対して反応しないといかん。

終演後、和田亮一君、本山君と会う。
NAO-Gにチケット代を払い、面白かったと挨拶する。

劇場を出て、中目黒駅そばで足を止め、クリスマスツリーのイルミネーションを写真に撮る。
きれいだった。
ハジメちゃんが遅れてやってきた。
「あんまりきれいだから、写真に撮っていたよ」
「そうすか。じゃあオレも」

ハジメちゃんは携帯カメラをツリーに向けた。
シャッターを押そうとした瞬間、電気が消えて真っ暗になった。
「あら?」
という彼の声が、東京都目黒区上目黒2丁目1番地あたりにむなしく響いた。
申し訳ないとは思ったが、笑った。

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