『さば』で腹筋痛くなる

2008年2月4日 月曜日

朝、鍋物の残りをおじやにして食べる。
かなり旨かった。

雪はやんでいたが、路面が凍っていた。
バイク乗りには恐怖の朝だろう。
転んでも受け身がとれるよう、身構える格好のまま前進するように歩いた。

『模倣犯』は、ゆっくり読んでいる。
ページをめくらせるパワーが強い小説だ。
勧善懲悪というわけではない。
少なくとも勧善ではない。
懲悪かどうかもまだわからない。
キーワードは、復讐心かもしれない。
犯人への憎悪と復讐心が、読者にページをめくらせる。
その力はとても強い。

買い物をして夜7時帰宅。
着替えてからジョギング。
溶け残った雪が凍ると危ないので、なるべく大きな通りがいいと思い、環八を南下した。

1時間かけて瀬田まで走る。
戻ってくるには55分かかった。
帰りの方がペースが速い。

ipodに、itunesにある曲を適当に選んで放り込んだ。
U2は、ジョギング終盤に聴くと、とても良い。
特に、Where the Streets Have No Name など、イントロを聴くだけで暖かい光に包まれているような気持ちになる。

シャワーを浴び、遅めの夕食。
カルビと長ネギを一緒に焼いたもの。
それからとろろ芋を食べた。

鍋物をした時に余った白菜は、適当に刻んで浅漬けにした。
この浅漬けにキムチの素を絡めておいておけば、うまいキムチになる。
今日は浅漬け止まり。

夜、荒川良々のドラマを見る。
タイトルは『さば』
監督は藤田容介。
大人計画の映像関連でお馴染みの人で、短編映画『イヌ的』や、先頃公開された映画『全然大丈夫』の監督さんだ。

『イヌ的』を見に行ったのは今から5年前の11月。
その時の日記がこれ。
http://mgribbon.com/wordpress/20031123/ceoyyia.html

『さば』は途中から観た。
お婆さんが荒川良々に恩返しをするという話。
恩返しの内容が、一週間だけ美女に変身するというもの。
お婆さん役が<きたろう>で、美女が<井上和香>

こう書くと<はちゃめちゃコメディー>っぽいが、演出はむしろ淡々としている。
きたろうが井上和香に変身するという部分は、むしろまったく笑いとして扱っていなかった。
正しいと思う。

そんなことよりも、きたろうさん扮するお婆ちゃんが時々用いる、何気ない熟語の使い方が面白い。
「暫時」
とか、そういう言葉が日常演技にさりげなくまぶされるおかしさは、きたろうさんならでは。
この面白さは、ヴィレッジヴァンガードで売られる類のマンガで見かける。

好き嫌いはあるだろう。
でもオレは最後まで笑っていたので、腹筋が痛くなった。
「ハッハッハッ!」
ではなく、
「ククククク…」
という笑いだ。
それがいつまでも続く。

最後の7日目に、お婆ちゃんに戻る直前の井上和香に、戻っても一緒に暮らそうと話しかける良々の台詞が良かった。
藤田監督が演出する時の荒川良々は、ほんとにいい。

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