星野仙一氏が阪神タイガースの監督に就任した。
楽しみが増えた。
星野さんは熱血監督のヴェールの下に、かなりしたたかな政治家の顔を持っている。
辛口で知られる日刊ゲンダイの記者は、大勢のスポーツ紙の記者がいる中でいきなりこう言われたらしい。
「日刊ゲンダイに悪口を書かれてこそ一人前や。確かにいいかげんな記事もあるが、悪口を書くのは、田中角栄とか大物ばかりだろう。みんなも見習わなければあかん」
で、当の日刊ゲンダイはこういう見出しで記事にした。
「確かに臭い。が、それは正しい。男らしい」
日刊ゲンダイにこう書かせるのは並大抵のことではないのだ。
機先を制すること、実に敏い。
ヤフーBBをめぐり裁判まで行なわれるようになった。
精神的苦痛を得たとして、訴えた男性がいるのだ。
初公判でヤフー側は反証せず、引き伸ばし作戦にかかっているようだ。
確かに各方面から聞こえるヤフーBBへの怨嗟の声は凄まじい。
その中でもサポートセンターの対応が悪すぎるというのがかなり多い。
サポートセンターで難しいのは、オペレーターの人数を増やしても、あまり意味がないということだ。
判を押す権利を持ったマネージャークラスの人間はおそらく増えてはいまい。
オペレーターのほとんどは外注業者の派遣やアルバイトだし、マニュアルにのっとったことしか言えないはずだ。
去年はIT景気だったのだという。
へえ、そうだったの? という感じだ。
経済の繁栄は、騙される人が多いほど大きいのではないだろうか?
去年はIT関連の知識に乏しい消費者が多かったが、今年になり、知識を得た騙されない消費者が増えてきた。
その結果、確かにいいものだけ残る。
が、業界全体を見通して、ピンからキリまであるような広がりが、急速に「いいものだけ」の「点」になってしまったことで、結果的にお金の流れが滞ってしまったのではなかろうか。
こうなると、情報社会も諸刃の刃だ。
賢く買い物する情報の伝達が早ければ、それだけ消費者は無駄なお金を使わずに済むが、その分損をするのは市場だろう。
仕事後、久しぶりに丸ちゃんと電話。
12月24日にやる「ゲリラ戦隊ゲキダーン」の打ち合わせをしようというのだ。
新宿で会うことに。
新宿には6時ごろ着き、待ち合わせまでの余った時間を紀伊国屋書店で過ごす。
CD売り場ではジョージ・ハリスン追悼コーナーが設けられていた。
が、予想通りというか案の定というか、EMIから出ているアルバムのみが並んでいて、欲しかった「慈愛の輝き」など、ワーナーから出ているアルバムはなかった。
雑誌の音楽コーナーを見ると、河出書房夢ムックの「ジョージ・ハリスン」が山積みされていた。
即、購入。
7時半頃、丸ちゃんと会う。
わっちゃんと山ちゃんも来た。
いろはにほへとで飲みながら、ネタの相談。
丸ちゃん、これまでに結構煮詰まっていたらしい。
10時頃まで話す。
次回は24日、本番の日に会うことに。
どうなるのだろう。