登場人物が多い「ハコブネ」

 「ハコブネ」のプロットを練る。
 何しろ登場人物が沢山いるので、整理整頓が大変だ。

 今までのエチュードなどで、皆のとっかかりをノートに記している。
 とっかかりというのは、演技的なヒントみたいなもので、どのような人物を演じたら面白いかのヒントになるものだ。
 たとえば稽古をする際に、演出という立場から数歩下がって、観客という立場から役者を見た場合、その人のどんな役が見たいかという希望をまず考える。
 次に、演出の立場から、どんな役なら似合うのかを考える。
 その二つを照らし合わせて、今回の芝居でもっとも実り多い役柄はなんなのかを、出演者一人一人について考えるわけだ。
 なんだか、通信簿をつけているような気になってくる。

 夕方6時から上高田で稽古。
 運動着に着替えず、プロットを練る。
 演出に専念している人みたいでこそばゆい。

 望月、山崎、堀内でシーン作り。
 「もうけ話」を吹く男と、その影響を受けている後輩のシーン。
 望月の頭に、話したいネタが山ほどあり、それが後から後からでてくる様がまことにおかしい。
 台詞にするのがもったいないくらいだが、なんとか整理して台詞にしていかなければ。
 だが、最低でも5パターンくらいは作れそうだ。

 「虻一万匹」の抜き稽古。
 宇原君、山ちゃん、堀内君、山口君のシーンをややゆっくりめに稽古する。
 弱い部分をつぶし、テンポよく見られるよう工夫している感じ。

 「ロミオ」は藤井さん中心の稽古。
 彼女本来の資質とはやや違う、どちらかというと体育会系のガラで作ってもらう。
 メリハリのあるキャラが出来そうだったので、その方針で作ってもらうことにする。

 阿部さんと大谷さんのシーンはこのところ毎日エチュードをしつこく繰り返している。
 大谷さんは、自分と同年齢の女性役をあまりやったことがないという。
 が、阿部さんとコンビを組むと、タイプの違う二人というムードが出てくる。
 お互いの良さが引き出せるような形を考えればいいわけ。
 口ほど簡単なことではないかもしれんが、目指すところはそのあたり。

 10時ぎりぎりに退出。
 11時帰宅。