全身にCPUクーラーをつけて凍死できるか?

 6月に入ってから急に固まり安くなったパソコンだが、とりあえず熱暴走と結論している。
 先々週にケースファンを買い取り付けて見たが、効果があると思われたのは最初の方だけ。
 やはりCPUクーラーを買い換えないといかんだろうな。
 昔のパソコンにはそんなものは必要なかったのだが。
 ギガヘルツを超えるスピードで動作させるにはどうしても大容量の電流が必要となる。
 電流が増えれば放熱量が増大するというわけで、今や動作中のCPUはほぼ「燃えている」のと変わらないらしく、CPUクーラーをつけることでかろうじて燃焼を防いでいる。
 燃えて動く。
 生き物みたいになってきた。

 CPUクーラーは現在空冷式が主流。
 最近水冷式が使われ出した。
 まるでバイクのエンジンの冷却方式みたいだ。

 しかしよく冷却されたCPUは動作がよりきびきびする。
 頭を冷やした状態というわけ。
 生き物みたいになってきた。

 午後、本屋をうろついてムック本を読みあさる。
 こうした本に取り上げられる人はサブカルチャーの匂いがする。
 メジャーなカルチャーのメジャーな人物もムック本に特集された途端サブカル側の人間になったように感じる。
 別冊宝島っぽいからだろうか?

 夕方6時から南中野で稽古。
 マラソン4キロと筋トレ。
 オギノ君が7時半に仕事を終え現れ、女の子3人のシーンから稽古が始まる。
 その間台詞を覚える。
 いち役者としてだけで舞台に立つのは2年ぶりくらいなので心理的に戸惑うことが多い。
 まずいのは演出する時に必ず周囲に持っている演出仕様の気遣いが必要なくなり、喋ることや内容がやや毒舌気味になってしまうことだな。
 楽な生き方ではあるけど、聞いている人は楽しくなかろうし。
 なじむまであまり喋らない方がいいかも。
 ボロが出てからじゃ遅いし。

 男達のシーンを稽古する。
 さわりのシーンなのでまだわからないが、自分のやる「男」という役は、5人の童貞達を色々なところに引き連れるらしい。

 稽古後、実家へ。
 開高健「白昼の白想」読了。
 60年代から70年代の終わりにかけて色々な媒体に書かれたエッセイをまとめたもの。
 質量ともにたっぷりで、お腹いっぱい。

 実家のPCは正月にCPUをアップグレードした時は熱暴走しまくってた癖に、今じゃ小金井の自分のPCより落ち着いて動作する。
 高校時代グレたのに今は公務員になって親を安心させてる兄みたいだ。
 前のCPUについていたCPUクーラーはパソコンデスクの棚に置いてある。
 古いやつで冷却性能は大したことない。
 捨ててもいいのだけど、なぜか質感が気になって捨てられない。

 CPUクーラーの構造はおおざっぱに言えば次の通り。
 ヒートシンク部に金属のフィンがあって、それにプラスチックのファンがついている。
 CPUにグリスを塗ってからヒートシンク部に付けると、熱が金属部分に伝わる。
 金属部分のフィンにプラスチックファンから風が送られ、熱が逃がされるというわけだ。

 もしも500個くらいのCPUクーラーを全裸にした人間にぺたぺたくっつけ、一斉に動作させたらどうなるか?
 凍死?
 いや、実際は外気より下がることはないだろうが、体温は限りなく奪われていくわけだ。
 扇風機を浴びっぱなしで熟睡して死ぬ人間もいるんだから、CPUクーラーで凍え死ぬ人間がいてもおかしくはない。いやおかしい。そんな不自然な死に様と手間暇、誰がかけようか?
 でも今度風邪を引いて熱が出た時に、CPUクーラーをおでこに乗せ、スイッチを入れてみようかと思っている。
 うるさいか。