一日中ごちゃごちゃ

 朝6時前、東京ビックサイトに到着。
 搬入口に着くと、警備員から、
 「6時に開門しますので、時間をつぶしてきてください」
 といわれた。
 辰巳方面のコンビニでパンを買い、再びビックサイトに戻る途中、交通事故現場に遭遇した。
 トラックが横転したらしい。

 6時きっかりに入場。
 パネルを組み立て、作品の展示を手伝う。
 8時過ぎにコンビニで買ったパンを食べ、9時を過ぎたあたりで大まかな展示の形ができあがった。
 あとは、必要のない工具の片づけのみ。

 会場は11時からだったので、その30分前に辞去する。
 夜の7時まで会場でうろちょろするのは、手伝い要員には時間が重い。
 「6時半頃戻ってくるから」
 とモチメに伝え、車を出した。
 向かう先は実家。
 西葛西だから、湾岸道路を走ればすぐに着く。

 11時に実家到着。
 「ただいま」
 と言って居間に入ると、親父がたまげた顔をしていた。
 休日に実家へ帰る事がほとんどないのと、アポ無し帰郷をしたため、まるで軍艦が米軍機に沈められて死んだはずの息子が、顔中ワカメだらけにして突然現れたみたいなものだったのだろう。

 昼飯にそうめんを食べる。
 「あんた、せっかく来たんだったら、買い物につき合ってよ」
 お袋さまに言われた。
 「幸福の木が枯れちゃったから、ホームセンターに行かなきゃならないのよ」
 時間はたっぷりあったので、そうめんを食べ、コーヒーを飲んでから買い物につき合う。

 東葛西にある<ホームズ>という巨大ホームセンターへ行く。
 ホワイトベースくらいでかいホームセンターだった。
 エスカレーターが段差式ではなく、スロープ式だった。
 カートに荷物を積んだまま上り下りできるようにするためだろう。
 園芸コーナーで幸福の木を買い、それを車に乗せてうちに戻る。

 幸福の木を窓際に設置し、ごみをまとめる。
 時刻は2時半。
 昨夜からほとんど寝ていないので、ここらで昼寝をしておきたいところだったが、実家PCの改造という厄介な仕事をしてしまう。
 CDドライブの換装だ。

 これには2時間以上かかった。
 +ネジを止める隙間にドライバーが入らず、古いCDドライブをなかなかはずせなかったのだ。
 ようやくはずし、新しいドライブを取り付ける時には、今度はサイズの微妙な違いによるトラブルが起きた。
 それもなんとか解決し、へろへろになったところでケースに蓋をする。
 一体型パソコンだから、蓋をするのも一苦労だ。
 電源を入れると、起動しなくなっていた。
 再びケースをあけるのは、もうイヤだった。
 時刻も4時半で、ここらが潮時だった。

 買い物につき合ったお礼に、寿司を買ってきてもらった。
 えんがわ、穴子など、好きなネタを中心に食べる。

 6時に実家を出て、東京ビックサイトに戻る。
 20分と少しで着く。

 夕べからほとんど寝ていないモチメは、トイレで和服姿に着替え、倒産寸前の中小企業に勤める給与計算事務員みたいに疲労困憊していた。
 「用意した名刺とか、販売用のはがきが足りなくなった」
 とのこと。
 かなり盛況だったらしい。

 7時に展示を終え、コーナーに白いシーツを張り巡らす。
 本日の展示では、チンピラみたいなアーチストに声をかけられ、面白かったという。
 展示作品も一枚売れたそうだ。

 夜、新日本プロレス東京ドーム大会の試合をテレビで見る。
 小島対天山のIWGP選手権試合。
 メインイベントだ。
 セミでは、ノアの三沢社長が藤波とタッグを組んで出場している。

 試合は非常につまらなかった。
 小島のたたずまいは王者の風格が徐々に出てきていることを感じさせたが、天山が必死さを感じさせすぎたため、まるで天山の人間回復劇に小島が協力させられているように見えてしまった。
 ボクシングジムに通ってトレーニングしたという天山のパンチは噴飯ものだった。
 試合を決めたのは天山のDDTで、小島は脳天からマットに突き刺さった。
 1996年に橋本が高田からIWGPベルトを取り返した試合を思い出した。
 悪くはない。決して悪いフィニッシュじゃない。
 だが、そこに至る試合の流れが、回りの空気と余りにもそぐわなかった。

 頼むから、天山は<いい人>で<天然>であるというキャラを解禁して欲しい。
 天山を<牛>と呼び捨てにする高山でさえ、かつてUインターの道場に出稽古に来ていた天山を、ものすごく礼儀正しい人だったと書いていた。うる覚えだが。
 秋山と決勝戦を戦い優勝した2003年のG1だって、いい人キャラで優勝していればどれだけ多くのファンをさらえたことか。
 あの試合が終わった時天山は秋山に、
 「てめえ、リスペクトしてるぞコラ」
 みたいなすごみ方をしたのだけど、そんな余計な台詞を言わないで、無言で握手だけしていれば、3倍は感動できたし、次につながったと思う。

 小島が3カウントをフォールされるのを見て、テレビを消した。
 寂しくて涙が出た。
 ネットでドーム大会の試合結果をチェックすると、藤波、三沢組は難なく勝利したらしい。
 武藤は名人芸プロレスを展開した後、
 「麻雀大会があるから帰る」
 と言ってさっさと帰ってしまったらしい。

 天山はかわいそうだ。
 心底、そう思う。
 フリーになっていれば、先頃新日をやめた柴田より数倍活躍しただろうし、その関西弁キャラからコミカルなファイトも映え、おそらく佐々木健介よりもっと魅力的になれたであろうに。
 いい人で、責任感も強いからこそ、新日を辞められないんじゃないだろうか。
 蝶野と天山がフリーになって、<根はいい人タッグ>なんか組んだら、応援するのだがなあ。
 実現は無理だろうなあ。

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