おっそろしいチーム

 横浜線十日市場駅近くの福龍飯店へ、ランチを食べに行く。
 おいしい中華料理店というより、安いのにちゃんとしている中華料理店という店だ。
 芝エビと卵の炒めものを頼んだら、大きい皿にたっぷり盛られてきた。
 スープとご飯はおかわり自由ときてる。
 もしも学生街にこんな店があったら大変なことになるだろう。

 『野田版・研辰の討たれ』をビデオで見る。
 2001年初演時のもの。
 歌舞伎役者の地力の高さがものすごくよくわかる。
 とにかく、物理的に地に足がついている感じが凄い。

 5月の中村勘三郎襲名披露興業で再演されたものをモチメが見に行った。
 初めから終わりまで客席には笑いが渦巻き、カーテンコール(歌舞伎ではあるが野田版ということで)延々とスタンディングオベーションが続くような面白さだったという。

 今日見たものは初演でしかもビデオ版だったから、客席の熱気というものを肌で感じられなかったのは残念だ。
 初演ということで、演者も客もの状態だったと思う。
 (芝居はナマで見たいよなあ)
 と心の底から思うのはこういう時だ。

 昨日は雨が降ったとはいえ蒸し暑かったが、今日は夜になると風が涼しくなってきた。
 明日、明後日と気温が下がるという。
 一昨年の冷夏のパターンに似ているような気がする。
 冷夏はやめて欲しい。

 ダイエーが11連勝した。
 ロッテがいくら連勝しようが、やはり経験と地力に勝るダイエーの方が優勝に近いような気がする。
 ロッテが交流戦で勝ちまくろうが、マイペースで2位につけていたところに恐ろしさを感じる。
 殴っても殴っても、
 「・・・」
 という反応しかしないボクサーのようだ。
 今、ダイエーに対して最もプレッシャーを感じているのは、他ならぬロッテのナインだ。
 だが、このプレッシャーに打ち勝たないと、新しいチームには進化できないのだ。
 逆に言えば、一度打ち克ってしまえば、今年優勝できなくてもチャンスはまた来る。
 阪神がそうだ。

 星野さんが阪神に残した最大の遺産は、優勝するための様々なプレッシャーを選手に体験させ、そして打ち克たせたことだと思う。
 だから昨年優勝できなくても、ちゃんと今年はリベンジできる位置につけている。

 それにしても。
 2003年の阪神対ダイエーの日本シリーズ第4戦。
 金本の活躍。
 同点のきっかけとなる盗塁。
 そしてサヨナラホームラン。
 打席に立っていた金本は、目を見開いていた。
 あれは、
 「絶対ホームラン打つぞ」
 という目ではなかった。
 「お前をすりつぶして頭からバリバリ食うぞ」
 という目だった。

 そんなおっそろしい金本がいる阪神に勝ったダイエーは、もっともっとおっそろしいのだ。
 だから、ロッテはもっともっともっとおっそろしくならなければいけない。

 24年間中日ファンだった俺だが、結局昨年も今年も阪神の試合結果を気にしている。
 2年前までは、星野監督のせいかと思っていたが、岡田監督になってもそうなのだから、やはりあの日本シリーズでを奪われたのだろう。

 ともあれ、野球の結果を気にする毎日を送れる年は、1年の半分が幸せだ。
 今年は今のところ、幸せだ。

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