海水欲情

 朝6時にうちを出て、三浦半島の油壺湾へ車を走らせた。
 夏を味わうための儀式だ。
 鎌倉街道で町田にでて、保土ヶ谷バイパスを経由する。
 渋滞はそれほどでもなかったので、一般道をのんびりと運転した。

 9時半ごろに荒井浜へ到着。
 天気予報では本日は一日中曇りで、時々にわか雨が降るとのことだったが、荒井浜は晴れてはいないものの、雲はそれほど厚くなかった。

 この海岸は4年前にも来ている。
 砂の粒が大きめで、水の透明度がとても高い。
 そのため気軽に素潜りが楽しめるのだ。

 台風のせいかわからないが、水は前来た時よりも澄んでいなかった。
 だが、当然のことながら由比ヶ浜や三浦海岸よりは断然きれいだ。
 潜ると、鮮やかな青色の魚、銀色の魚、砂地色の擬態をしている魚、扁平の魚、アジみたいな魚、鰯みたいな魚が泳いでいた。

 休憩し、弁当などを食べてから、砂浜から少し離れた岩場のあたりで潜ってみた。
 そこは砂地より透明度が高く、魚影も濃かった。
 何千匹もの小魚が目の前を横切るのを見た。
 ゴンズイだったらいやだな、と思った。

 沖200メートルあたりに、扁平な岩が顔を出していた。
 そこまで泳いでみたのだが、途中かなり深くなっているあたりを水中めがねで覗くのは、結構怖かった。
 深いから、底に光が届かず、水面にいても暗さがわかるのだ。

 その後休憩してから再び岩場あたりで潜って遊んだ。
 潜ってばかりというのも珍しい。

 4時半に引き上げる。
 帰り道は案の定渋滞しており、保土ヶ谷バイパスなどは牛歩の群れだった。
 うちに帰ってからご飯をつくる気力などとてもなかったので、黒い肝臓の会の面々にメールをした。むろん運転中ではなく。
 すると、府中のくるるにオムライスやカレーの店があると返事がきた。

 8時過ぎに府中到着。
 かなり遅くなったのは、横須賀近くの衣笠あたりで道を間違え、踏切渋滞にはまってしまったためだ。
 くるるの4階に行き、巨大オムライスにしようか、それともハンバーグやステーキにしようか、カレーにしようかパスタにしようか迷ったあげく、フェイントで石焼きビビンバの店に入った。
 店員が美人揃いで、お冷やが大変うまかった。
 ある意味、石焼きビビンバよりうまかった。
 石焼きビビンバもうまかったけど、イチローの3割みたいに、当たり前みたいなうまさではあった。

 10時帰宅。
 いつの間にか真っ赤に日焼けしており、痛くてシャワーは水しか浴びられなかった。
 疲れ果てて寝る。

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