シンプルに

11時に小屋入り。
準備をして、台詞チェックとストレッチをする。
絶叫する芝居ではないが、大きな声を出すシーンがあり、そこで声を潰さないようにしないといけない。
色々慎重になる。

昨日の本番中、外で待機したモチメが凍りついてしまった。
洒落にならない寒さとのことだった。
暖房器具をつなぐコンセントがないので、家から毛布を持ってきた。

昨年秋の段階では、本番中にお客さんが入ってきたら、芝居を中断して受付をするつもりだった。
さすがにそれは無理だと、今は思う。

昼2時開演。
中盤で口の中が渇き、舌がもつれる。
滑舌訓練をしているような気になる。

上演時間は1時間15分に落ち着いた。
飽きさせないための工夫をあちこちにしたが、それでも自分ができる一人芝居としては、この長さが限界だろうと思う。

静岡から望月が来てくれた。
客出しの時に脅かそうと思ったのに、受付を俺がやっていたので、逆に驚いたらしい。
音響の金高さん久々来場。
mixiを読んで、行かなくてはと思ってくれたらしい。ありがたし。

ソワレまでの時間、劇場で練習をする。
うまく流れないシーンを繰り返す。
喉の状態を気にしつつ、小声でやる。

ソワレ、会社の同僚の田中さん佐藤さん来る。
受付をしていると、
「手伝いましょうか?」
と言われる。
「お願いします」
と軽くいきたいところだが、まだそこまで芝居が練れていないなあと思う。
練れたらやるのかといえば、それはそれで別問題なのだが。

喉、なんとかもつ。
ただし、終演後少し掠れていた。

大学で一緒に演劇をやっていた後輩の星野くんがふらりと見に来ていた。
会うのは12年ぶり。
たまたま上京しており、タイミングが良かったらしい。
終演後の挨拶で、
「外、寒いですから、上着を来てから出た方がいいですよ」
とお客さんにしゃべったことについて、
「なにドカさん、すっかりいい人みたいなこと言っちゃって」
とからかわれる。

終演後、昨日と同じ店で飲む。
写真家の浅香も来ていたのだが、仕事があるため飲めなかった。
三代川、モチメと3人で飲む。
少人数ゆえの身の上話を色々する。
三代川、芝居に出たがっていた。
「電柱の役で芝居を書いてあげるから、出なよ」
「動きたいですよ」
「かつてものすごく動ける役者だった電柱だよ。役者の卵の可愛い女の子にアドバイスをするんだ。でも若い頃の不摂生が祟って、体はシロアリに食い荒らされてぼろぼろ。それでラストシーンはのこぎりで悲しく切り倒される。役者だったころの舞台映像が流れる中、超スローで倒れていくんだ」

10日夜だけ予約がまだ入っていなかったが、飲んでいる最中に予約メールが届く。
後輩で写真家の鏡田くんからだった。
彼と二人きりで千秋楽の舞台をつとめるのは、恥ずかしさを通り越して異様だ。

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