広岡達朗『監督論』読む。
広岡氏といえばおそらくプロ野球界において、野球を論ずる知性の最も高いであろう人物であり、その点では野村克也と双璧をなすと思う。
が、野村さんの意見が常に現場からのものであるのに対し、広岡さんの意見は年俸制度の改善など、全体を俯瞰したものが多い。
おそらくもう監督に就くことはあり得ないと思われるし、うるさ型なのでGMに招聘するとなるとその球団のOBが嫌がる可能性があるが、意見そのものは正論だ。
ただ、正論に粉砂糖をまぶして甘くするという芸当が、この人にはできそうにない。
年俸にインセンティブ制を導入するという考えはまことに正しいと思うが、実現させるにはやはり政治力が必要だろう。
フロントと現場を行き来し、なだめたりすかしたりする芸当が。
昼、掃除をし、ビデオ棚の整理をした。
放置状態にあったMDデッキの電源を入れ、所持していた音楽を聞く。
パソコンで音楽を聴くようになって久しいので、MDはここ数年ほとんど増えていない。
これからも増えることはないように思える。
夕方、8月に曽根さんにもらったカレーでキーマカレーを作る。
辛すぎず、それでいてスパイスの風味が効いていて、旨い。
夜、ジョギング。
吉祥寺通りまで往復8キロ。
大相撲は朝青龍が優勝した。
18回目。
千代の富士は30回以上の優勝のうち、20回は30歳になってから達成している。
朝青龍は25歳。
さて、あと5年でどのくらい優勝できるか。
阪神はしぶとく勝ち続けている。
首位中日との直接対決で1勝2敗と負け越したのに、あきらめずに食らいついているという印象。
中日も決して連敗しているわけではないが、阪神の存在は不気味だろう。
いつの間にかゲーム差は4。
まだ、ペナントの行方はわからない。
29日からの直接対決次第では、大番狂わせがあるかもしれない。