マグネシウムリボン Official Website

次回公演

『回転一座』

VRの高度な進歩は、現実と変わらない仮想世界を生み出した。
それは現実への執着を、人々から失わせることになった。
しかしVRを作り出し、メンテナンスを行うのは、現実世界の人間である。
すべての人間が現実から背を向けた結果、VR世界は崩壊した。
世界は再び、中世を迎えたのだった。

杉並区だけは違った。
「VRがなくても、現実で誰かを演じればいいじゃないか」
「どうするんだ?」
「みんなで、役柄を演じ続けていくんだ」

そして100年が過ぎた。
中野ブロードウェイ帝国と、新宿ゴールデン共和国の戦争は、30年続いている。
新宿ゴールデン共和国は練馬大根連邦との同盟を画策し、中野ブロードウェイ帝国を挟み撃ちにしようとしている。
そんな中、杉並区だけは平和だ。

杉並区は、年に一度シャッフルデーがある。
その日になると町中の人々が、一年間持っていた名前を捨て、他人の名前を引き継がねばならない。
田中は山田に、佐藤は小林に。
そして重要なのは、田中が山田を引き継ぐ時、山田本人にならなければいけないことだった。
町には、案内人の「少年」がいる。
彼は「神さまのいるところ」に向かって、町の出来事を報告するのが仕事だ。

物語は、前年度の「少年」が、今年度の「少年」に、役を引き継ぐところから始まる。

劇場

シアター風姿花伝

公演日時

2017年10月25日(水)-29日(日)