TPG、ベイダー、猪木、暴動

ADSLの復旧工事が終わり、モデムが届いた。
セッティングにやや手間取る。

12Mを5年間使ってきたが、今回は50Mを申し込んでみた。
表記数字は4倍速いが、実際につなげてみると、1.4倍ほど速くなっているだけだった。
ブロードバンドスピードテストによれば、十分速い方らしい。

昨日作ったキッシュを、今日の夜食べてみた。
味が薄い。
ミルクのコクが乏しい。
食感はしっとりしており、生地にはさくさく感が、フィリングにはこってり感がやや足りない。
その割にボリュームがあり、一切れ食べたらお腹いっぱいになった。

ニコニコ動画を久しぶりに見ていたら、ビートたけしのオールナイトニッポンがアップされていた。
動画ではなく音声コンテンツ。
放送内容は、ハガキ職人のエース、道上ゆきえの引退宣言だった。
今聞いても、声を出して笑えるほど面白いのは、どういうことだろう?

続いて、TPG(たけしプロレス軍団)による、新日本プロレス殴り込みの映像も見た。
オールナイトニッポンで舞台裏を喋っていたから、この放送は生で見た覚えがある。
まずTPGが連れてきた刺客・ビッグバン・ベイダーは、藤波・木村組とタッグマッチのカードが組まれる。
しかし、ダンカンとガダルカナルタカは、ベイダーを猪木と戦わせろとマイクアピールをする。
猪木はその日、長州とのシングルが予定されていたため、会場からは大ブーイングが起こる。
長州がリングに入ってきて、マサ斉藤らに詰め寄る。
なぜか会場から、前田コールが起こる。
リングは混乱する。そこへ猪木が登場。
「どーですかお客さん!」
の有名なフレーズの後、ベイダーとの戦いを承諾する。

ところが、その試合で猪木は、攻撃らしい攻撃をほとんどせぬまま、ベイダーにフォール負けしてしまう。
この後、会場では暴動が起きた。

今見るとしょっぱい展開だ。
見ていた当時も、
(え?)
と思っていた。

ベイダーはその後メインイベンターとして活躍し、新日だけでなくUインターの高田や全日の三沢らを苦しめる。
そして、この日の新日本プロレスへの強烈なアンチテーゼとして、前田日明のUWFがおよそ半年後に旗揚げする。
TPGが募集した新人からは、スペル・デルフィン、邪道、外道らが育ち、90年代のインディーズを盛り上げていく。

いろいろな意味で、プロレス界の転換点となった試合だ。
プロレスとしてではなく、歴史ドキュメントとして見ると、とても面白い。

コメント