ことしで九さい

 昼すぎ、所用で水道橋に行った。
 その帰り、久しぶりに白山通りから神保町交差点まで歩いた。
 学生の頃から何度も通った道だが、店が変わっても通りの感じは変わっていない。

 その後、また所用で秋葉原へ。
 銀座線の末広町で降り、中央通りを南に向かって歩いた。
 この町はしばらく行かないと店の配置ががらっと変わる。
 昔からそうだ。
 変わり続けるというコンセプトは変わってない。

 夕方7時半帰宅。
 疲れからか、めまいがした。
 ハンバーガーをレンジで温めて食べる。

 夕方くらいからどうも寒いと思っていたら、夜、雪が降ってきた。
 あっという間に積もった。
 明日は気温が上がるという。
 せっかく積もったのにもったいない。
 交通機関のことを思うと、溶けた方がいいのだが、それでももったいないと感じてしまうのは、たまに降る雪がうれしかった子供時代の名残だろうか。

 そういえば、雪だるまが作れるほどの雪は、東京では数年に一度のペースしか降らない。
 物心ついてから現在まで何回あるか数えてみたら、8回あった。
 先々週の土曜日が9回目だ。
 雪に関する限り、今年でやっと9歳なのだ。
 だから、雪に対して子供っぽいことを思うのも無理はない。