死してなお

朝、ワールドカップの結果を知ろうと思ってパソコンをつけ、ニュースサイトを覗くと、つかこうへい死去の文字が目に飛び込んできた。
ワールドカップどころではなくなり、twitterとmixi日記に「つかこうへいが死んだ」とだけ書き込んだ。

午前中、つかさんの死について考える。
1月にガンで闘病中であるというニュースが流れた時、必ず回復するだろうと信じていた。
別に根拠はない。
ただ、つかさんは沿う簡単に死ぬ人ではないだろうと思っていた。

だがつかさんは死んだ。
すごい人だろうとそうでない人だろうと、人は死ぬときに死ぬ。
忌野清志郎がそうだったように。

つかさんの遺書をネットで読む。
いかにも「らしい」文章だった。
死に臨んでなおこの人は、腹黒日記に登場させるような<つかこうへい>であることをやめなかったのだな。

mixi日記を消した。
どれだけ影響を受けたかを日記にダラダラ書くのはやめる。
さようならもありがとうも言わない。
あの遺書を読んだ後で、そんなことはできない。
そんな資格はない。

夜、仕事後に荻窪のナタラジへ。
食べ放題のカレーを食べ、店内にて知久寿焼ライブを見る。
カレーは野菜のもの中心。
辛さは控えめ。
ナンが実にうまかった。

知久さんはアコースティックではなく、ギターをアンプにつないでいた。
「らんちう」の低音弦は生ギターの方が迫力あるなと思った。

ゲストに、ガーナのオランドさん来る。
日本語が達者で、ポジティブなオーラを会場に振り撒く人だった。
演奏が楽しそう。
こちらも釣られて拍手してしまった。

ライブ終了後、オランドからチラシをもらう。
阿佐ヶ谷でガーナ料理の店をやっているらしい。
ガーナカレーがある。
ハートランドビールが置いてある。
行ってみたいな。