夕方、吉祥寺の Star Pine’s Cafe にて<しょぼたま>ライブを観る。
開場時間前に到着。
石川さんと知久さんが、店の前に何気なく立っていた。
整理番号は202番だった。
ドリンクチケットを購入し、下のフロアに陣取る。
演奏が始まるまでの40分ほど、ビールをちびちび飲んで過ごす。
頭上右手にエアコンがあり、冷風が直接かかるのが気になった。
冷蔵庫の冷気かと思うほど冷たかった。
7時半に開演。
「326」でゆっくりと始まる。
石川さんの「ラッタッタ」で、はじめてノリの良さを味わう。
がらくたの一杯詰まった箱をひっくり返すような演奏。
やかましいのに、決して雑音ではない。
<バンド>というより<楽隊>といった方がしっくりくる音。
知久さんは「ぎが」「電車かもしれない」を立て続けに演奏。
本日最初の鳥肌。
「電車かもしれない」はソロライブで聴いたことはあったが、3人編成で聴くと摩訶不思議さが際だつ。
この曲が好きな人は多いらしく、反応は特に良かった。
石川さんの「学校にまにあわない」
本日2回目の鳥肌。
途中の台詞を知久さんが横取りしていた。
演奏が素晴らしい。
この曲から間をおかず「らんちう」へ。
「学校にまにあわない」とつなげて聴くと、プログレのようだった。
Gさんはピアニカを演奏していたのだが、空気を吹き入れるための巨大な風船を用意していて、曲と曲の間にいちいちポンプで風船を膨らませているのがとても可笑しかった。
Gさんが無言でシュッシュッとやっている間に、石川さんと知久さんのMCが入り、これもひたすらダラダラして面白い。
そのGさんが歌う「レインコート」「ハダシの足音」は素晴らしかった。
特に「レインコート」は圧巻で、感動のあまり体がばらばらになりそうだった。
曲の盛り上がりにつれ動悸が激しくなり、終わりのコーラスでは瞬きもできなかった。
その場で絶叫したいくらいだった。
こんな体験は10年に1回あるかないかだろう。
気が狂ったように拍手をした。
アンコールは2回。
時間的に最初の1回で終わるはずだったのだろうが、観客の拍手があまりにも長く、サービスで「まちあわせ」をちょろっとやってくれた。
外に出る。
腰が抜けていた。
10時過ぎに西荻へ。
刀削麺の店に入り、遅い晩飯。
頭の中に「レインコート」のメロディが流れ続けていた。
もし今日のライブがDVD化されたら、絶対に買わねばなるまい。
生で見ることができて本当に良かった。
刀削麺、春巻、レバーの炒め物を食べた。
春巻きがピリ辛で非常に美味しかった。
腰を抜かしたまま帰宅。
シャワーを浴び、サワーをちびちび飲む。