渦に巻かれる

10時過ぎに起きる。
意識は夢うつつに近い状態だった。
冷蔵庫のスイカを切って食べる。
今年最初のスイカだ。

11時半に家を出る。
丸の内線で新宿御苑へ。
ドトールで1時半まで過ごす。

サンモールスタジオにて、トツゲキ倶楽部横森さん客演の舞台を見る。
照明暗め。
横溝正史のような作品世界かと思ったが、芝居の内容と頭の状態がかみ合わなかった。
横森さんはアイパッチをつけた老婆役。
爺さんの役だったら、自分もやってみたいと思った。

終演後、横森さんに挨拶。
片方の目をふさいでいるので、移動が大変とのこと。

夜、みぞおちが痛くなり、床に寝っ転がる。
外から入ってきた涼しい空気は、部屋の低いところにたまる。
寝っ転がるとそれがわかる。
でも、床と接している背中の部分が熱を帯びているので、涼しさは相殺される。
暑くて熱くて痛くて苦しい。
何をどうすれば楽になるのかわからずじっとしていたら、暑いのに体が震えてきたので、風呂に入った。
汗を流したためか、体が少し軽くなったように感じた。
冷蔵庫からビールを出して飲んだ。
飲むべきじゃないのに飲まずにいられない。
3月まで、飲まずにいられたのが、嘘のようだ。
夏の暑さのせいか。
渦に巻かれて水中に没していくような感覚を覚えながら眠りについた。
起きているんだか眠っているんだか、わからない状態だった。