稽古をしている時の状態

風邪でダウン。
去年までしばらく風邪をひかなかったが、今年は1月に続いて二度目だ。
今回の風邪は鼻の奥が腫れ、喉に微かな痛みがあり、寒気を感じるものだった。
寒気を感じるのに、季節のせいで汗が出るため、暑いような寒いような、どちらでもないような感じがしている。

昼、ワンタン麺を食べる。
予想通り汗が出たが、汗を出そうと本能的に思って、それを食べたのかもしれない。

夕方、西荻で稽古。
マスク着用。
鼻声だった。

稽古をしている最中だけは、日頃の悩み事や気鬱から逃れることができるようになった。
これこそ、長く続けてきたことの恩寵ではないかと思う。
昔は稽古に行きたくなくて、稽古に行っても稽古がしたくなくて、早く本番になればいいと思ったこともあった。

立場の問題もあるけれど、マグネシウムリボンを旗揚げしてから、稽古を休むことはなくなった。
よそさまに客演した時でも、今日のように本格的に体をこわした時以外は、あらかじめ予定がある場合を除いて、真面目に稽古に参加している。

「当たり前です」

と、一昨年くらいに、友人に言われたけれども。
稽古に行っても、自分の場面を稽古することがないとわかっていると、行くのが楽しみということはない。

それでも、稽古場に通うという行為に、芝居と自分のつながりが深まるという効果があると思っている。
思うようになったんだろうな。

今日の稽古は、鼻声が煩わしかったけれども、普通に出来たと思う。
稽古後、10時過ぎに帰宅。
ソーセージとザワークラウトで夕飯。