笑おうとしないように

夕方まで仕事。
引き継ぎ作業でもの凄く忙しいことになっている。

いったん家に帰り、着替えて稽古。西荻北。
松本さん、亜企ちゃん、見学。

場面をやや眺めに返している時に、演じている役者を見て笑う声が目立った。
笑うほど面白いはずはなかった。
お互い仲良くなり、よく知っているからこそ出る笑い声だった。

非常に、危ういものを感じた。
積み上げてきたものや、溜めてきた「気」、作ってきた空気が、笑い声でしぼんでしまう。

本当におかしい時に笑うのはいいが、ことさら笑おうとしないようにと、全員に伝える。

稽古前半なら、ことさら笑うことはむしろ必要かもしれない。
この時期はもう笑わない方がいい。

稽古後、松本さんと打ち合わせ。
台本、最後まで書いたものをメールしていたのだが、メールのタイトルが「台本だ。」になっていた。
松本さんに言うと苦笑していた。

美術プランの詰めをする。
上手の壁際があくので、そこに何か置いてみようかなど。
前に高井戸で話した時は、ピアノはどうかという話になったが、なかなか難しい。
他には、ジュークボックス、インベーダーゲームテーブル、ピンボールマシン、など。
2階に行く階段、動線などの修正や、本棚のことも話す。

12時前に終了。