りくりゅうの演技を見て感動する素人

午前中、リモートPCにドライバをインストールする。今まで、リモートPC経由で現場PCを動かす時しかそのドライバが使えなかったのだが、現場PC廃止の動きで現リモートPCにそのドライバをインストールすることになった。使う側としては、マシンが2台あるより1台に統一された方が、ファイルの管理が楽だ。

しかし、ドライバインストールの途中で弾かれることが続いたので、マニュアルを見て問い合わせメールを送ろうとした。ところが、送る直前に、まだ自分に最終的な権限が付与されていないことを、同僚U次郎さんのメールで知り、問い合わせを保留した。

午後、改めてインストールを再開してみると、今度はきちんとできた。そのまま、従来は現場PCでやっていた同僚ツール改修を仕上げをして、夕方に結果メールを送って終了。

ミラノ・コルティナ冬期オリッピックのフィギュアペアで、りくりゅうペアが金メダルを獲得した。

正直、ニュースのインデックスで『逆転金メダル』の文字を見るまで、フィギュアペアのことはまったく知らなかったが、のそのそと検索し、金をとった演技を動画で見て、わからないけど美しい、と感動した。一番感動したのは、演技が終わる直前、三浦璃来が浮かべた笑顔だった。「二人の顔に笑顔が戻る!」とアナウンサーが実況した。あの笑顔はやばかった。うるっときた。

ニュースが配信されたのは今日の午前中だった。一日かけて日本中の人々がおそらく『りくりゅう』の文字で各ネット媒体を検索し、以前からある『りくりゅう』関連コンテンツが瞬く間におすすめに表示されるようになった。

自分もそんな検索厨の一人であった。きちんと二人を応援してきたフィギュアスケートファンに申し訳ないので、うす汚い感想をSNSにぶちまけるのは自重し、ただひたすら、可愛いなあ、とだけつぶやいていた。

そして、りくりゅうの二人を見て、つき合ってなくってもこんなに信頼し合える二人になれるんだ、と感動した。

三浦璃来さんが木原龍一さんの頬をぺちぺち叩く動画を見て直感的に思ったのは、この二人はつき合っていない、ということだった。

この『ぺちぺち』は、実に可愛いが、つき合っていないからあえてできる所作だ。

他にも、まるでつき合っているみたいと評されるさまざまな所作が、演技やオフショットを問わずあったが、どれも、つき合っていないからこそ自然にできるもののように感じた。現在誰かとおつきあいしている人なら、分かってくれると思うのだが。もちろん、恥ずかしいとかそういう次元の話ではない。

これは、今つき合っているパートナーがいる人が、りくりゅうペアの仲の良さを見てうらやましいと思いつつ、同じことを今のパートナーとできないのはなぜか、という問題になると思う。

変な話だが、もしりくりゅうの二人がおつきあいすることになったら、それがパフォーマンスにどう影響するかはまったくわからないが、今見られるような仲よし感は、むしろ出さなくなるのではないか。

そう考えると、りくりゅうの二人みたいに、仲良く楽しく幸せで、かつ、二人で力を合わせて最高のパフォーマンスを成し遂げられる関係を作るなら、むしろ、つき合わない状態を維持した方がいいのかもしれない。

というより、『つき合う』という日本語は、使われる世代範囲が実はものすごく狭いのではないか? たぶん今のニュアンスで使われるようになったのは戦後だろう。それも1970年代からではないか? たかだか半世紀だ。

オレなんか、「女の中に、男が一人!」というからかい文句を生まれて初めて聞いたのが、幼稚園の年少の時だった。ダメだろう。そんな育ち方させちゃ。親が悪いな。