『ファミリーアフェア』ビデオ編集

朝5時起き。
釣りにでも行くのかというほどの早起きだった。
夏が近づくとこういうことがよくある。
そういえばここ一週間、目覚まし時計のベルの音を聞いていない。
鳴る前に目が覚めている。

二度寝をせず、起きてパンを食べた。
昨日作ったパン。

『ファミリーアフェア』の編集を続ける。
DVテープからの読み込み形式をDVDにしたので、ハードディスクの容量をそれほど食わずに済んでいる。

編集作業に熱が入り、いつの間にか昼を過ぎていた。
コーヒーを入れ、文字通りコーヒーブレイク。

夕方、編集は完了した。
素材が限られているにしては、まあまあのできばえだと思う。
バックに流れている音の切れ目を利用して、別の日に撮られた素材をつなげる作業は、音のきっかけを知っていないと難しい。
演出をした俺ならではの編集となった。

買い物に行こうと思ったが、外は雨が降っていた。
なので、夕食もパンで済ませた。
昨日作ったパンは本日完食。

しかし、食パンなんて100円と少し出せば買える。
自分でパンを作っても、節約をしたという気分にはなれない。

夜、編集したビデオファイルをDVDに書き出した。
これが結構時間がかかった。
2時間半。

書き出しを待つ間、『ビッグ・リボウスキ』のDVDを観た。
この映画は、一回ストーリーを覚えてしまえば、あとは好きなシーンをチャプターで選んで楽しめる。
そして、2度目3度目と繰り返すごとに、細部の面白さの虜となる。
面白さも限界を超えると、涙しか出ない。
いつの間にかぽろぽろ泣いていた。
ドラッグのような映画だ。
そしてそういう面白さは、他人と共有するのが難しい。
特に沢山の他人と共有するのが難しい。

いつの間にか眠ってしまった。
起きると夜中だった。
『ファミリーアフェア』のDVD焼きは完了していた。

寝ている間に、全盛期のロバート・プラントがクリスタルキングの『大都会』を軽々と歌ってのける夢を見た。
ボーカリストとしての能力を考えれば至極当然のことなのだが、起きてみてその珍妙さにうなってしまった。