風邪をひいた

 朝目を覚ました時から目眩がしていた。
 しかし、ただの寝不足だろうとたかをくくり、飯を食ってからマクドナルドへ行き、コーヒーを飲みながら「永久に去りぬ」の続きを読んだ。
 昼近くまで読書をし、外に出ようと立ち上がった時に、足がもつれた。
 こめかみが脈打つ。
 嫌な咳が出る。
 認めたくないようだが、風邪をひいてしまったらしい。

 マックを出て、本屋で向井亜紀の「16週」を読む。
 病室で治療を受ける彼女と、夫の高田伸彦が、病室でほほえんでいる写真があった。
 あと、病院の食事を笑いながら食べている彼女の写真。
 おそらく高田が撮ったのだろう。
 ひどく胸を打つ写真であった。

 歩いて風邪が治るわけはないのに、何となく歩いた。
 今日もいい天気で、ドムドムバーガーでは、子育て小休止の主婦達がくつろいでいた。
 「いかん、倒れる、帰ろう」
 昼の1時半に実家に帰る。

 2時頃、母と妹が来た。
 妹は生まれて間もない次男を「持って」来た。
 長男が保育園に行っている間のちょっとしたティータイムらしかった。
 相伴する。

 夕食後も気分はすぐれず。
 昨日のマラソンがいけなかったのだろうか。

 「永久に去りぬ」読み終わる。
 いやあ、相変わらずのゴダード節でした。
 そして、解説を読んで、昨日疑問に思っていた「残りの2作品」の存在を確認。
 扶桑社文庫と、講談社文庫からそれぞれ出ているらしい。
 早速買いに行かなくては。

 夜、横岳から電話。
 「風邪をひいちゃいましたよ」
 「お前もか。実は俺もなんだ」
 望月も風邪でダウンしている。
 花粉症がクローズアップされていながら、実はウイルスの奴、結構やることやってるみたいだ。
 パソコンの話をして電話を切る。
 体力の限界を感じ、3月14日の人生から引退。