ベロンベロンに酔っ払って

 午前中から午後にかけて、フリーのホームページ作成ソフトを色々ダウンロードしてみる。
 どうもピンとくるものがない。
 本格的なソフトを買えば、そりゃ使い心地もいいんだろうけど、そこまでする必要は、今はない。
 と、思うのだが。

 志乃ちゃんがイギリスに留学することになり、送別会が8時から新宿で行われる予定だった。
 もちろん参加する心積もりだったのだが、ダイナマイト戦士の浅香からメールが届いた。
 大学時代の先輩であるよろずさんが、会社の用事で上京しており、夜の8時ごろに新宿で飲むらしいので、そっちに少し顔を出してから、志乃ちゃんの会に出席しないかとのこと。

 浅香とメールのやり取りをし、志乃ちゃん会を仕切っている横岳に連絡をしたりして、すったもんだの末、志乃ちゃん会には2次会から参加することにした。

 8時に稲田屋という店で、よろずさんと会う。
 実際に会うのは5年半ぶりで、5年半前に会った時もその時点で会うのが4年ぶりだった。
 他にも先輩方が来る。
 篠塚さんとめぐみさん夫妻、それから、黒田さん。

 「トップ水雷」という酒を飲みながら、色々話をする。
 よろずさんはすっかり、柔術マスターへの道をひた走っており、大学時代とは比べ物にならないほど肉体をビルドアップしていた。
 篠塚さんは痩せたけれども、朗らかな感じは以前と変わらず、奥さんのめぐみさんも、それに引きずられて柔和になった感じがした。
 黒田さんは基本的に昔とあまり変わらなかった。なぜか、ADSLの話をした。

 11時近くまで飲み、それから志乃ちゃん会の2次会に合流する。
 20人くらいの人がワイワイやっていた。

 とりあえず志乃ちゃんに挨拶をし、飲み始めたわけだが、先輩たちと大人の飲みをしてきた後で、狂乱の宴会に加わると、どうしていいのかわからなくなってしまう。
 とりあえず、空のジョッキにビールを注いで飲んでいたが、おそらく5リットルは飲んだだろう。

 そんなわけですっかり酔っ払って、テーブルの下にもぐってそこで飲んだりしていたら、片桐も下に潜ってきて、一緒に飲みながら、加奈ちゃんにいたずらをしたりした。
 息苦しくなって外に出て、あやちゃんと創作について妙にまじめな話をする。
 いつの間にかオギノ君がやってきて、「ドカさん、桟敷童子の稽古場でのあなたは、あなたじゃない!」などと絡んできた。
 もうその頃には何が何だかわからなくなってきており、記憶も曖昧だ。
 不始末をしでかしていなければいいのだが。

 明け方、解散となり、駅に向かったわけだが、立っていると足元がふらつき、電車に乗っても記憶は途切れ途切れ。
 武蔵小金井までダイナマイト浅香と一緒に帰ったのだが、とにかくふらふらだった。

 部屋までたどり着けたのは、ある意味で奇跡だ。
 すぐに服を脱ぎ、布団を敷き、まあ、倒れたわけだ。