アミノサプリ2リットル

 8時に起き、ハードディスクのいらないファイルを整理する。
 それからDM用のラベル印刷。
 汗で机が滑る。
 ということは暑いということだ。

 10時に買い物をし、ブリの切り身、小松菜、コーラなどを買う。
 コーラを飲みながら、ザ・フー「ワイト島ライブ」のビデオを見る。
 今日の5時から演奏をするのだ。
 気になって仕方ないから、目を満腹にしておこうと思ったわけだ。

 12時に外へ出る。
 瞬く間にTシャツは汗まみれになる。
 稽古場に着く前にアミノサプリのペットボトルを買う。
 先週の稽古で1リットルの水があっという間にカラになったので、今週は2リットルを買ってみた。

 昨日と同じコースをマラソン。
 疲労とかそういうことではなく、足が重かった。

 前半部分の稽古。
 休む暇がない。
 立って、動いて、台詞を喋って、止めて、だめ出しして、また動く。
 アミノサプリは1リットル分があっという間になくなった。
 山崎とのシーンを稽古していると、口の中がカラカラに乾いた。
 どうも、アミノサプリが俺にとって濃すぎたらしい。
 稽古を止め、冷水器の水を足して薄めると、丁度良くなった。

 5時まで稽古をしてから休憩。
 おにぎりと、ガリガリ君を食べる。
 ぼんやりと、
 「今頃、フーの演奏始まってるのかな」
 と思ったりした。

 6時から山崎と衣装の話。
 30分ほどかけて全員分のプランの方向性を確認する。
 土田さんの衣装案として、スカーフとサングラスがあり、それを被ってもらうと、1960年代の若い女性風になった。

 7時から通し。
 山崎は、三代川を叱るシーンですごい声を出していた。
 気持ちが高ぶりそれに駆り立てられているのだろう。声がつぶれないかが心配。

 8時10分に通しが終わり、駄目出しをする。
 「一応、今の段階で全体の70%です。あとは、クライマックスへ行くという感じかな」
 30分ほどかけて駄目出しをし、本日の稽古は終了。
 疲れが全身を襲った。

 帰りに笑笑で飲む。
 一杯目のビールを飲んだ健ちゃんと三代川がしみじみと、
 「あーっ」
 と言っていた。
 「やっぱり、うまいよ」
 俺は、稽古終了時に、残ったアミノサプリをがぶ飲みしていたために、それ程喉は渇いていなかった。
 「夏のビールはそりゃうまいよ。うますぎると言っていい。でもね、だからこそ制限をしないと、人間がダメになる」
 そんなことを言うと、横からマミちゃんに、
 「それ発泡酒ですよ」
 と言われた。

 本番でやるシーンを店の一角で稽古した。
 家族の食事シーンのエチュードだ。
 しかし飲みの場はリラックスしているから、食べながら演技をしてもどうということはない。

 1時間と少し飲んで解散。
 中野駅に着くと、またもや人身事故で中央線快速が止まっていた。
 各駅停車で帰る。

 12時近くに帰宅。
 シャワーを浴び、昨日から干しておいたイカの干物をあぶる。
 けっこう美味しかった。

 「CDTV」を見てから2ちゃんねるのザ・フースレッドをのぞいた。
 今日のステージはどうだったのか?
 書き込むのはファンばかりということもあろうが、見てきた人のコメントはほとんどが絶賛だった。
 アンコールでは「TOMMY」をやり、最後にピートはギター壊しもやったらしい。
 ため息。
 思わず涙ぐんでしまった。 
 予想していたことだが、行けなかったことを後悔した。
 今回の好評が呼び水になって、また日本に来ることになったら、絶対見にいきたい。

  1. はじめまして。dustriverといいます。トラックバックありがとうございました。
    正直、見に行かれた方がトラックバックしてくれたものと思っていたのでエントリーを読んでビックリしました。
    行かれなかった人に言うのはたいへん心苦しいのですが、ザ・フーのステージは最高でした。ロジャーもピートも全盛期には程遠いですが、その頃と動き(マイクぐるぐるとかタウンゼント奏法とか)が同じ・・・。生で見られて心底嬉しかったです。

    ネットで見られて良かったですね。

  2. ドカ山 より:

    そうなんですよ。来日情報を知った時は「絶対行く!」と思ったのですけど、単発公演じゃなくて14000円だったのと、時期的に稽古とかで忙しいということ、そしてたまたまログインしたオデッセイ公式サイトが混み合ってチケット予約が出来なかったことで、早々に断念してました。
    しかし6月くらいから、本屋にフーのムック本が出回りだして、遅まきながらオークションサイトでチケットをみたりなど、未練がましいあがきをしつつ当日を迎えてしまいました。
    今回の来日公演の評判がかなり良いので(サンケイスポーツのサイトにフーのステージが記事になってましたし)近いうちに再来日なんてことになれば、今度は絶対行きたいと思います。
    しかし、熱狂する人は男ばっかりですね。そういうところもまた、妙に嬉しかったりするのです。