休日なので長い距離を走るつもりだったが、昼の時点で気温が5度だったのでやめた。週末、気温が上がるようだったので、その日に回すことにした。
一日中家にいた。午後、書き作業を少しと、『東風』練習をやったくらい。あとは、ダラダラしていた。
『イン・ザ・メガチャーチ』は、少しずつ読んでいる。一気読みができない。面白いからというよりは、物語の展開がそうさせている。
久保田慶彦は、手がけているグループで一番人気のない道哉にインタビューをして、目の隈を消すコンシーラーを買い、娘の香澄とのビデオ通話で引かれる。娘は娘で、オヤジが手がけている道哉に夢中になり、留学のためといってオヤジから振り込んでもらった金をオタ活に注ぎ込む。隅川といずみは、死んだ倫太郎の魂を呼び寄せる『先生』に面会を重ねるうちに、彼が死んだのも日本を弱体化する陰謀の一つであるとするグループの活動にのめり込んでいく。
久保田のチームには国見という謎の男がいる。元ゲームクリエーターらしい。物語をツールとして使い、ファンダムを誘導する案は、彼が仕切っている。彼が出てくる場面は、第三舞台の芝居を彷彿とさせる。
久保田、香澄、隅川、それぞれが章をまたぐたびに、そっち行っちゃダメ! な感じになっていく。それにも関わらず、登場人物は着実にそっち行っちゃうので、(ダメ!)と伸ばした手を、無力感に苛まれながら(ああ…)と下ろす間が必要になる。一気読みができないのは、この間のせいだ。

