エイプリルフールのスケッチ

 エイプリルフールだ。
 拳銃のスケッチを思いついた。

 4月1日に拳銃屋がオープンする。
 店に客が入る。
 客「この銃は本物かい?」
 店長「ええ」
 客「そうか。4月1日だもんな」
 客は陳列してある銃を手にする。
 店長「どうです? 本物の手触りは?」
 客「確かに本物みたいだ。でも、ニセものなんだよね?」
 店長「またまたご冗談を」
 客「そうか。これ、本物なのか」
 客は銃口を店長に向ける。
 店長は反射的に手を上げる。
 店長「なにをするんですか?」
 客「本物だったら、引き金を引いても大丈夫だよね?」
 店長「やめてください、それ、本当に本物なんですから」
 客「本当に本物だったら大変だ。わかったよ。絶対撃たないから安心して」
 客は銃を撃つ。
 店長は倒れる。
 客「またまた。血なんか吹いちゃって。やるなあ」
 パトカーのサイレンが聞こえる。
 警官が入ってきて客を取り囲む。
 客「僕が撃ちました」
 警官「なんだ、君が撃ったのか」
 警官は出て行く。
 血だらけの店長が起き上がる。
 店長「…一発、1万7千円になります」
 客「またまた、ウソでしょ?」
 店長「…ウソです」
 客「なら仕方ない」
 客は店長に金を払う。
 店長「…毎度ありがとうございました」
 店長は銃を客に向ける。
 客「またまた、ウソでしょ?」
 店長「…ウソです」
 店長は引き金を引く。
 客は倒れる。

 朝、東小金井まで歩く。
 有酸素運動のつもり。

 歩きながら『キース・リチャーズ 伝説になれなかった男』読む。
 言わずと知れたローリングストーンズのギタリスト、キースの伝記。
 たっぷりのボリューム。
 読み終わった時、間違いなくストーンズが聴きたくなるだろう。

 夕方、明太子スパゲティを食べる。
 フリーズドライのふりかけみたいなやつ。
 手軽なので、一人暮らしを始めたばかりの頃よく食べた。

 夜、LIVE AID の映像を見る。
 アメリカステージを見て気づいたことがある。
 観客のほとんどが白人なのだ。
 フィラデルフィアに黒人はいないのか?
 所得が低くてチケットが買えなかったのか?
 映ってないだけか?