淡々と千秋楽

11時劇場入り。
おにぎりとかつサンドを食べ、準備と待機。
昨日から暗闇待機をやめ、楽屋で本を読んでいる。
『黒澤明と早坂文雄』読み進む。

マチネ1時開演。
森さん、永野さん、見に来てくれる。
森さんは現在、次の芝居の稽古中。
来年2月にやる芝居で、俺も誘われていたのだが、1月と2月は稽古参加が厳しいため、お断りしてしまった。

永野さん、昨年以来久々にお会いする。
『ジャック』にも出演依頼をしていたのだが、スケジュールが折り合わなかった。
「来年はぜひマグに出てください」
と声を掛ける。
実現すると嬉しい。

マチネの後、衣装をつけたまま舞台で写真撮影。
記録用といったところか。
ソワレまでの時間があまりないので、せわしない撮影となった。

撮影終了後、コンビニでカップ麺とフライドチキンを買って食べる。
直後、鶴マミから風邪のため行かれなくなったとメール。
思うところは沢山あったが、その場はこらえて本番に臨む。

5時ソワレ開演。
逃げ惑うシーンでステージ上の灯体が倒れ、小林くんが直していた。
その後照明さんが位置を調整していた。
終演後、
「塚本さんが倒したのかと思いました」
と小林くんに言われる。
スタッフさんもそう思っていたようだ。

バラシは楽屋片付けと幕おろしと大道具搬出がメイン。
舞監さんの指示でテキパキ進んだ。
8時過ぎにはあらかた片付いた。

打上は新宿だという。
渡辺さんと修平くんは荷物を置きにいったん帰宅。
俺は定期の関係で南北線からひとり新宿へ。

歌舞伎町にある「AGEHA」という店だった。
ネットで地図を調べてみると、怪しい区画に位置している。
数年前にマグで新年会をやった時や、そのさらに前のクリスマスに「ゲリラ戦隊ゲキダーン」をやった時に使った店が、その区画にあった。
同じビルではないが、どうも胡散臭いなと思った。

https://mgribbon.com/20011224/yyeyeaiaayyyayooo.html

404 NOT FOUND | マグネシウムリボン

中に入ると、カラオケの音がガンガン響いていた。
慎ちゃんと女の子4人が先に来ていた。
隣の部屋から聞こえるカラオケの音にうんざりした様子だった。

その後、出演者やスタッフさんがぞろぞろ到着。
とりあえず飲み物を頼むが、空のジョッキが洗剤でぬるぬるだった。

隣の部屋には若い男達のグループがいて、あまりうまくない歌をひっきりなしにがなっていた。
<うまくなさ>に比例する<ノリの良さ>と、反比例する我々の<不機嫌さ>が、俺としては大層面白く、ゲラゲラ笑い出しそうになってしまった。

2次会ではまともな店へ。
横断歩道の勧誘で決めた割に、店員さんの感じがよい店だった。

明け方4時過ぎ、始発に間に合うべく先に店を出る。
5時過ぎ帰宅。