痴漢行為で鉄道警察

昼前、11時くらいに、母親からメールがきた。

健一ですね
今鉄道警察から痴漢行為で署にきていますとTELありました
至急母の所に連絡せよ

そうか。俺は痴漢をして捕まったのか。知らなかった。
なんてことをしてしまったんだろう。
お世話になった方々に顔向けができない。
しかし、今パソコンに向かっているこの俺は一体誰なんだろう?

実家に電話をしたがつながらず、母親の携帯にかける。
「もしもし」
「あんた、どうなってるの?」
「どうなってるのって…」
「びっくりしたわよ。泣きわめいて調書取れないってんだもの」

泣きわめいて調書が取れない?
そんなおいしい役、やったことがない。
「とにかく、出来心だったと思うけど、これは立派な犯罪だから、潔く刑に服すべきだと思うよ」
と母親に言って電話を切った。
そういえば去年の丁度今ごろも、俺が50万円の借金をしていると書いてある封書が届いた。
5月はそういう季節なのだろうか?
来年はなんだろう。

藤子F不二雄短編集のスーパーマン編を読む。
どえらく面白かった。
細部を見ると、セリフやキャラ設定が時代錯誤だったりするが、SF短編としての完成度は見事に高い。
世の中の悪に異常なほど憤っている小池さんが、突然スーパーマンになってしまう話が出色。
悪を懲らしめていくうちに、いつの間にか正義の定義が曖昧になっていき、最後には小池さんが人々に恐れられる悪になってしまう。
20代の頃に読みたかった。

夜、めずらしく昔のゲームをいろいろやる。
スーパーファミコンのゲームが中心。
『伝説のオウガバトル』『ぷよぷよ』『実況パワフルプロ野球』『ストリートファイター2ターボ』など。
みんな、12年くらい前にやったやつだ。
それぞれ20分くらいずつやる。
冷やかしだ。

ゲームをしていたらおそらくそれなりに脳を使ったらしく、11時を過ぎると眠くなった。
珍しく12時過ぎに寝た。
が、音楽をかけながら寝床についたのは失敗だった。
一曲一曲じっくり聞いてしまい、気がつくと2時半になっていた。