君臣の重み

暖かくなってきた。
花粉の飛散量も増え、マスクをしている人が増えた。
オレもその一人。
花粉症防止ではなく、マラソン本番まで風邪をひかないようにするためだ。
毎年必ずといっていいほど、この季節になると風邪をひく。
おそらく花粉の他に黄砂も原因となっているのだろう。
吸い込んだそれらのため粘膜が炎症を起こし、そこからウイルスが進入するのではないかと考えている。

夕方、阿佐ヶ谷の「黒んぼ」でハンバーグ定食を食べる。
昭和40年代風の店内には、有線で昭和40年代の歌謡曲が流れている。
安くてそこそこうまい店だが、店名ゆえにテレビなどで紹介されることはないだろう。

7時帰宅。
だるくて走らず。
3日連続で走らなかった。
ちょっと不安になる。
明日は芝居を観に行くし、明後日は4月の客演先での顔合わせだ。
もしかすると土曜日まで走れないかもしれない。

そんなことを心配したりするのは、マラソンの本番が近くなり神経が過敏になっているからだろう。

『周恩来秘録』読了。
病魔と闘う周恩来の姿と、相も変わらぬ毛沢東の暴君ぶり。
病床で毛沢東を称える詩を口ずさみ、かすかに微笑む周恩来。
なぜこれほど尽くすのか?
君と臣のつながりとはそれほど重いのか?

中国人という存在を考え、理解するにあたり、大いに参考となる本だったと思う。
もっとも、謎が増えただけかもしれないが。