御託の味

サッポロ一番ばかり食べているが、他の老舗インスタント麺を評価するのも一興と思い、朝、チャルメラを食べる。
いまいちだった。
麺が頼りない感じがする。
スープにもパンチがない。

夕方、実家へ。
雨が降り、とても寒かった。
今日はジョギングはなし。

寿司のパックが置いてあったので食べる。

実家の年賀状を作る。
無難にまとめる。
過去のレイアウトがテンプレート化されているので、作業は30分で済んだ。

文教堂で『フロスト気質』上下巻購入。
文庫本なのに2冊で2200円もした。

カート・ヴォネガット『死よりも悪い運命』読む。
『ヴォネガット大いに語る』が60年代、『パームサンデー』が70年代に書かれたエッセイ集だとすると、本作品は80年代に書かれたもの。
エッセイ集ではなく、講演をまとめて、それらに御託を付加したもの。

この<御託>が非常に面白い。

ヴォネガットの作品は、後期になればなるほど作者の御託が多くなる。
落語のまくらみたいなものだ。
小説ではいずれ本題に入らないといけないのだが、本作は入るべき本題がないので、まくらが延々と続く。
いつまでも読んでいたいと思わせる。

『ジョン・レノンに恋して』読了。
ミミおばさんがジョンに与えたネガティブな影響については、病跡学的に真新しいかもしれない。
ジョン・レノンが夫としては落第であったことが明らかになればなるほど、だからヨーコさんなのかと妙な納得をしてしまう。