台本書きの休日

昨日は雨だったが、今日はいい天気だった。
朝も昼もカレーを食べる。

『スプーン』読了。
超能力は本当にあるのかという疑問は、魔女は本当にいるのかという疑問とかぶるところがある。

午後、机の上で台本を書いていたが、ラチがあかなくなったので、気分転換に散歩をした。
気持ちの良い天気だったが、頭の中はとっちらかっている。
資料が足りないのではなく、詰め込んだものが整理されていない状態だ。

夕方、刺身を食べる。

夜、不景気について考える。
バブル期のような好景気が必要とは思わないが、不況が常態となるのも困る。
個人的に困っているのではなく、社会がゆっくりと嫌な方向へ変容しているような気がする。

『この不景気にこれだけの利益をあげられるのはすごい』

とか、

『ビジネスチャンスを生かす』

というフレーズが胡散臭い。

この世は金だ、という考え方と、金がすべてじゃない、 という考え方は、どちらが正しいとかではないと思う。
政党みたいに、それぞれを支持する人がいるのだ。

だが、不景気が続くことで、比率がおかしくなってくるのは不気味だ。
たとえば、魚が絶滅しかけているのに、効率的に魚を捕獲する網を発明して、
「この不漁に、これだけの漁獲高をあげるなんてすごい」
という考えがまかり通って、魚が絶滅してしまうみたいな展開になったらどうしようと思う。

「この不景気にこれだけの利益をあげる方法論は、なんか怪しい」

くらいに考えていくしかないのか。

考えても仕方ないことだが、考えはじめると止まらなくなる。

夜、台本書き。
朝4時まで粘る。