朝、仕込んだいくらの残りを、大根おろしと一緒にご飯にのせて食べる。
いくらと大根おろし、なくなって困るのは、大根おろしの方だ。
昼、どこで飯を食おうか迷いながら、飯田橋周辺をうろつく。
久しぶりに「キッチンワタル」へ。
スペシャルランチ食べる。
こんなに多かったっけ、と思った。
夕方5時半、定時に退社。
中野サンプラザへクレージーケンバンドのライブを観に行く。
6時開場。
明らかに平均年齢35歳以上の人々が列をなしていた。
若者が少ない。
が、普段音楽を聞かない人が訪れるライブではない。
むしろその逆のはず。
後ろの方の席だったので、客層を見渡すことができた。
俺より年上っぽいおじさんが沢山いる。
斜め前の席には、おばあさんまでいた。
ひょっとして今日のライブ、みんな立ち上がらないんじゃないか?
不安になる。
6時半開演。
剣さん登場とともに歓声。
紛れ、最後まで座るものかという決意をみなぎらせて立ち上がる。
一曲目は「Barrio Chino」だった。
アルバム『BROWN METALLIC』の曲。
しばらく、その系統の曲が続く。
MCがあり、来年2月にニューアルバムが出ると聞き、ひとりガッツポーズ。
どの曲を収録するか選ぶのが大変とのこと。
ニューアルバムに収録予定の曲を、惜しげもなく聞かせてくれた。
創作の泉は、枯れるどころか噴出し、持てあましている様子だった。
それが一番嬉しかった。
剣さんの喉は、歌ううちにどんどん調子良くなっていった。
「漢江ツイスト」のリクエストが客席から飛ぶ。
「あ、いいね」
の一言で、歌詞を確認してからやってくれた。
サビのシャウト、完璧だった。
「AMANOGAWA」も格好良かった。
途中、ゲストにマチャアキ。
「タイガーアンドドラゴン」を一緒に歌った。
歌より、喋りの口調が老けたなあと思った。
最近のアルバムより、昔のアルバムからまんべんなく組まれたセットリストだったように思う。
客層のせいか、大歓声がホールを満たすライブではなかったけど、演奏も客のノリも良かった。
帰りに荻窪の鳥貴族で一杯やって帰宅。
どういうわけか、お腹がぱんぱんに張っていた。
ライブとは関係あるまいが。